サマセット・モーム曰く「イギリスでまともな食事にありつきたかったら3度朝食をとることだ」
有名なヴォリュームたっぷりの、Full English Breakfast (*スコットランドならScottish Breakfast)には、英国の食生活に批判的な人々も一目おくに違いない。
ロンドンあたりの安ホテルやB&Bでは、コンチネンタル・ブレックファスト(トーストとコーヒーだけの簡単な朝食)が主流だが、地方に行くとそれはそれは素晴らしい朝食にありつける。ファームハウス(農場が併営しているB&B)などでは、自家製のマーマレードやベーコン、絞りたてのフレッシュジュース、焼きたて(もちろん自家製)のトーストなどが供されて、昼食を摂らなくてもいいくらいに満腹になってしまうのだ。
メニューは地方によっても違うが、代表的な例を挙げてみよう。括弧に入った項目以外はたいてい全部出てくる。田舎のB&Bの朝食がいかに量が多いかお分かり頂けるかと思う。