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タイトル*


『わが谷は緑なりき』 How Green Was My Valley (1941)

監督:ジョン・フォード
原作小説: Richard Llewellyn
脚本:Philip Dunne
音楽:Alfred Newman
撮影:Arthur C. Miller
編集:James B. Clark
美術:Richard Day/Nathan Juran

Story

20世紀初頭、ウェールズのロンダ渓谷に広がる炭鉱町。この地方に生きる男たちの常として、子沢山のモーガン家の男たちは揃って誇り高い炭鉱夫。 しかし斜陽の石炭産業を取り巻く情勢は厳しく、一方的に押し付けられた人員削減と賃金切り下げに対抗し、鉱夫たちは組合を結成し対抗していた。モーガン家の一人娘、美しいアンハードは新任の牧師に対し秘めた思いをはぐくんでいたが、裕福な鉱山主からぜひにと請われ、愛のない結婚をする。末っ子のヒューも牧師との交流から学問に目覚め、隣の町まで通学するように。 しかし家族の事故、そして姉の不幸と村人たちの無責任な噂に心を痛め・・・しかし辛いことばかりの少年時代だったはずだが、半世紀を経て思い起こすのは美しい緑の谷の風景。家族の絆、故郷への愛に心打たれる名作。

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炭鉱と労働問題

ウェールズ南部は昔から炭鉱で有名な土地。
炭鉱の労働は過酷で(ヒューの父は疲れを取るために足湯をつかっている)、またしばしば落盤事故が起きるなど死と隣り合わせの危険な仕事であった。

炭鉱主は時に賃金の切り下げや人減らし解雇などを一方的に通告してくることもあり、労働者たちは組合を結成してストライキを。昔かたぎの父が「社会主義者のような真似はよせ」と反対したことから、仲の良かった家族の間に初めて対立が起きる。

ただしストライキに参加していると賃金がもらえないので、やむにやまれずスト破りをしなければならない者も。スト反対派の父はストライキ中の労働者たちから敵とみなされ、嫌がらせも受ける。 『リトル・ダンサー』Billy Elliot (2000) でもスト破りをする鉱夫たちを責める場面が。

ウェールズ人

ヒューが飴を買いに行っていた雑貨屋にいるトッサル夫人が着ている服は、まさに典型的なウェールズの民族衣装。 今では観光地くらいでしかお目にかかれないが、この時代はまだこのような服装をしている人もいたのだろうか。

歌好きウェールズ人

ウェールズ人の特徴のひとつとしてまず挙げられるのは「歌好き」の国民性。 特に男声合唱が有名で、ことあるごとに美しい歌声を谷間に響かせている。

文学に目覚める

母を助けようとして厳寒の池に落ち寝たきりになってしまったヒューを慰めるために、牧師はさまざまな児童文学を持ってきてくれる。 ざっとタイトルを見ると、スティーブンソン『宝島』、ウォルター・スコット『アイヴァンホー』、ディケンズ『ピクウィック・ペーパーズ』などこのときの読書が花開いたのか、後に"谷の神童"といわれたヒューは、隣の谷にある国民学校(National Schol)に通うことになる。家族の中でこの学校に通うのはヒューが初めて・・・という説明からもわかるように、貧しい家庭の子どもがきちんとした教育を受けるには大変な困難が伴った時代。

海外移住

時代の流れとともに炭鉱での仕事口も減り、また腕のいい高給取りの炭鉱夫たちがクビになったり・・・と、斜陽産業である炭鉱を取り巻く状況は暗い。 このままウェールズにとどまっても将来が見えないので、モーガン家の兄弟たちは次々と故郷を後にし、アメリカ、カナダ、ニュージーランドと海外に移住していく。また、炭鉱主の息子と結婚した姉もケープタウン(南アフリカ)に行ってしまう。

お茶のある風景

モーガン家ではことあるごとにお母さんがいつもお茶を入れてくれる。大きなティーポットでなみなみ注ぐのが素朴でほほえましい。

ヒューが村に戻ってきた姉のアンハードを訪ねて鉱山主の屋敷に行った時のこと。 裕福な家庭らしく、ティーセットは銀製。 ティーコージーも巨大なもの。 弟のためにアンハードが自らお茶をついであげようとしたら、役目を取られた女中頭がへそを曲げてしまった。

厳しい倫理感覚

愛のない結婚をしたアンハードが離婚するかもしれない・・・という噂がこれほどスキャンダルになったのも、この時代の、田舎ならではの倫理感覚の厳しさが原因。 未婚の母となった女性に対し、副牧師が公衆の面前で非難する場面も。

 

ロケ地

第二次大戦中でイギリスでは撮影できず、アメリカでロケを行った。

Awards

米アカデミー賞5部門受賞:作品賞、監督賞(ジョン・フォード)、助演男優賞(ドナルド・クリスプ)、撮影賞(アーサー・C・ミラー)、室内装置賞
5部門ノミネート: 助演女優賞(サラ・オールグッド)、脚色賞、劇映画音楽賞、編集賞、録音賞

キャスト

[モーガン家の人々]
Donald Crisp .... Mr Morgan
Sara Allgood .... Mrs Morgan
Maureen O'Hara .... Angharad(長女)
Roddy McDowall .... Huw(末っ子)
Patric Knowles .... Ivor(長男)
Anna Lee .... Bronwyn(Ivorの嫁)
John Loder .... Ianto
Richard Fraser .... Davy
Evan S. Evans .... Gwilym
James Monks .... Owen

[教会]
Walter Pidgeon .... Mr Gruffydd (新任の牧師)
Arthur Shields .... Mr Parry (副牧師)

[イヴァンズ家の人々]
Lionel Pape .... Mr Evans
Marten Lamont .... Iestyn Evans(息子・アンハードと結婚する)
Ethel Griffies .... Mrs Nicholas (女中頭)

[その他]
Rhys Williams .... Dai Bando(父の親友・ボクシングを教える)
Barry Fitzgerald .... Cyfartha
Morton Lowry .... Mr Jonas (隣の谷の学校教師)
Ann Todd .... Ceinwen
Frederick Worlock .... Dr. Richards

参考資料とソフト

国内盤DVD

輸入版VHS/Soundtrack

Paperback/Hardcover/Screenplay

(1941年 アメリカ 118分)


『私が愛したギャングスター』 Ordinary Decent Criminal (2000)

監督:Thaddeus O'Sullivan 『ナッシング・パーソナル』Nothing Personal (1995)
脚本:Gerard Stembridge
音楽:デーモン・アルバーン(blur)

Story

ダブリンを中心に荒らしまわるカリスマ的大泥棒マイケル・リンチ。 彼が盗みを働くのは、金のためだけとは限らない。 ある時は権力をかさにきる警察の鼻を明かすため、ある時は世間をあっと言わせるため。 そんな彼も家に帰ればふたりの妻と三人の子供を持つ良き家庭人。 ある時、国立美術館に展示されていたカラヴァッジオの名画に目をつけたマイケルは、まんまと白昼堂々の強奪に成功するが・・・

ダブリンに実在した稀代の大泥棒、マーティン・カーヒルをモデルにしたユーモアあふれる犯罪映画。 アカデミー賞に輝いた直後のケヴィン・スペイシー主演作として話題を集めた。

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マーティン・カーヒルをモデルにしたドラマ

マイケル・リンチのモデルになったのは、アイルランドに実在した稀代の大泥棒マーティン・カーヒル。構想を膨らませてゆく過程で実在の人物に忠実に描くのではなくフィクションやアレンジを加えるため、登場人物の名前もすべて変えられている。

一方、ジョン・ブアマン監督作品『ジェネラル 天国は血の匂い』 The General (1998) の方は、実在のマーティン・カーヒルを巧みに映像化した作品。 他にこのマーティン・カーヒルを題材にした作品としては、Ken Stott主演のBBCドラマ『Vicious Circle (1998)』も製作されている。

IRA

マイケル一味の新入りシェイは、元IRAのメンバー。 気に入らない判事に脅しをかけるのに彼が使った手法は、まさにIRA仕込みの職人芸(?)。 ビリーの兄ヒギンズは現IRAメンバーで、マイケルたちの獲物の分け前を要求したり、盗んだ絵画を買い取りたいという申し入れをよこす。 実際にマイケルのモデルとなったマーティン・カーヒルと絵画を取引しようとしたのは、IRA(カトリック系武装組織、アイルランド共和国軍)ではなくUVF(プロテスタント系武装組織のアルスター義勇軍)のほう。 マーティン・カーヒルはIRAによって暗殺されているが、マイケルは・・・?

カラヴァッジオ作「キリストの逮捕」とアイルランド国立美術館

実在のマーティン・カーヒルが盗み出したのはカラヴァッジオの名画ではないが、この「キリストの逮捕」は実際にアイルランド国立美術館に展示されている作品。 グローガン神父が"教会のなかで埃をかぶっていたところ、きれいにしたら名画が出てきてびっくりした"と語っているように、この作品は実際に埋もれた名画として発見されたことでも知られている。

17世紀諸島に活躍したイタリアの画家カラヴァッジオは、宗教画を描く時市井の人々をモデルにしたことで知られる。 デレク・ジャーマン監督作品『カラヴァッジオ』では、ナイジェル・テリー演じるカラヴァッジオが(ティルダ・スウィントン)やラヌッチオ(ショーン・ビーン)にポーズをとらせ、作品を仕上げていく過程も。

National Gallery of Ireland
Merrion Square, West Dublin 2, Ireland

初聖体拝領(First Communion)

「娘のブリーダはもうすぐ初聖体拝領。その式に父親が出席できないとしたら・・・」弁護士がマイケルの保釈期間の延長を訴える際に述べた言葉。 聖体拝領とはパンとぶどう酒をそれぞれキリストの肉体と血に見立てていただく儀式。 初聖体拝領は7-8歳になった子供が始めて聖餐式に参加することだが、熱心なカトリック教徒が多いアイルランドでは子供の初聖体拝領は一大イベント。 特に女の子は純白のヴェールにドレスを身に着けて、花嫁さんのように着飾るのが習慣。 映画『レイニング・ストーンズ』Raining Stones(1993)は、娘の初聖体拝領にドレスを買ってやるために父親が奮闘するさまが描かれている。他にも『アンジェラの灰』 Angela's Ashes (1999) 『がんばれ、リアム』 Liam (2000) にも初聖体拝領が。

ふたりの妻

正妻クリスティーンの他に、彼女の妹リサとも妻公認の愛人として奇妙な三角関係を保っているマイケル。 実在のマーティン・カーヒルも妻と妻の妹の間を行き来していた。 字幕で「sisters」のことはすべて「妹たち」としていたが、この状況の場合すべて「姉妹」と読み替えてご鑑賞ください。 "マイケルの妹たち" ではなく、"マイケルと恋愛関係にある姉妹"の意味なのだから。

カウンシル・フラット立ち退き命令

「昔パパがmansionにママとリサと住んでいた頃・・・」マイケルが息子におとぎ話のように昔の体験を語るところ。字幕では「マンション」とそのまま訳していたが、原義は「お屋敷」なのでそこに流れる映像がいかにも"低所得者向けの公営住宅"という風情なので、そのギャップで笑わせる場面。(日本語のマンションにあたる言葉はflat、もしくは高級分譲マンションはcondominium。)

老朽化したカウンシルフラット(公営住宅)を取り壊すために、マイケルたちは立ち退き命令を出されていたのだが頑として居座り、ついに高級住宅地に住む権利を勝ち取る。 この場面は映画『ジェネラル 天国は血の匂い』 The General (1998) にも登場。

ロケ地:ダブリン

The Liberties, Ireland

・・・警官に追われてラウンドアバウトを回る場面

Mount Street, Dublin 2

・・・美術館から逃げる場面
Merrion Square Southの先に伸びる通り。

 

Bank of Ireland, Dublin

・・・Dame Streetにあるという設定の銃撃戦があった銀行。向かいにあるトリニティ・カレッジの時計がちらりと映る
www.bankofireland.ie

Ha'penny Bridge, Dublin

その他

アイルランド国立美術館のロケには、法律関係の事務所が使われている。

 

音楽

「Cockles and Mussels」

オドンネルの貴金属工場から一味が獲物を運び出すときに歌っていたのは、よく知られている「Cockles and Mussels」。アイルランドの民謡がいくつか取り入れられている。他に"Carolan's Draught"や"The Floating Crowbar/The Star of Munster"も

音楽プロデュースはブラーのデーモン・アルバーン

アントニア・バード監督作品『ラビナス』に引き続き、本作でも話題をさらった。

サウンドトラック収録曲
1.One day at a time / Damon Albarn and Robart "3D"Del Naja
2.Kevin on amotorbike / Damon Albarn
3. Superfinger / Lowfinger
4.Mother of pearl / Bryan Ferry
5.I want you / Shack
6.Gopher monbo / Yma Sumac
7.Chaise after gallery / Damon Albarn
8.Eurodisco / BIS
9.Bank job / Damon Albarn
10.Dying Isn't Easy / Damon Albarn

その他
"One Day At A Time" by Gloria
"Special Brew" by Damon Albarn
"Come Together" by Damon Albarn
"Film Ballad" by Damon Albarn
"Fire In My Heart" by Super Furry Animals
"Just When I Needed You Most" by Michael Lynch and Family
"Been Caught Stealing" by Jane's Addiction
"Bluer Than The Blues" by Ray Davies

(アイリッシュ・トラッド)
"Carolan's Draught"by Arty McGlynn
"The Floating Crowbar/The Star of Munster"by Arty McGlynn

"O Saluratis Hostia"
Performed by the choir of Trinity College, Cambridge
Directed by Richard Marlow

キャスト

Kevin Spacey .... Michael Lynch

[マイケルの仲間]
Peter Mullan .... Stevie
David Hayman .... Tony Brady
Gary Lydon .... Tom Rooney
Colin Farrell .... Alec
Vincent Regan .... Shay Kirby (元IRA)

[マイケルの家族]
Linda Fiorentino .... Christine Lynch(マイケルの妻)
Helen Baxendale .... Lisa(マイケルの愛人・Christineの妹)
Ross Dungan .... Tommy Lynch(マイケルの息子)
Sarah Barrett .... Breda Lynch(マイケルの娘)
Alex Hayes .... Shane Lynch(マイケルの息子)
Paul Ronan .... Billy Lynch(マイケルの弟)

[警察関係者]
Stephen Dillane .... Noel Quigley(マイケルの担当刑事)
Patrick Malahide .... Commissioner Daly

[その他]
Tim Loane .... Jerome Higgins(IRA)
David Kelly .... Grogan神父
Gerard McSorley .... Harrison(マイケルの弁護士)
Christoph Waltz .... Peter (アムスの故買屋の偽者)

コリン・ファレル・・・『タイガーランド』『ジャスティス』
ヴィンセント・リーガン・・・『ハード・メン』

参考資料とソフト

imdb.com/Title?0160611

オフィシャルサイト
http://www.amuse-pictures.com/gang/
http://www.littlebird.ie/odc/ODC.htm

DVD

サウンドトラック:
UK Import / 国内盤(AMCY-7154/発売:イーストウェスト・ジャパン)

書籍:
『私が愛したギャングスター』
Gretta Curran Browne (原著) 葛山 洋 (翻訳)角川文庫(2000/12/01) ISBN: 4042868010
_Ordinary Decent Criminal_ by Gretta Curran Browne

 

(2000年 イギリス=アイルランド 95分)

 


『わらの犬』Straw Dogs (1971)

監督:サム・ペキンパー
原作:Gordon M. Williams 小説_The Siege of Trencher's Farm_
音楽:ジェリー・フィールディング(本作で米アカデミー賞作曲賞ノミネート)

Story

アメリカ人の天体数学者デイビッド(ダスティ・ホフマン)は研究に集中できる静かな環境を求めて、妻の故郷であるスコットランドに引っ越してきたが、よそ者に対して閉鎖的な村人たちからの嫌がらせやあざけり、そして寂しがってまとわりついてくる妻のおかげで、研究は一向に進まない。 しかし平和主義者のインテリであるデイビッドは、そういった嫌がらせに対しても強い態度に出ず穏便に済まそうとして妻を苛立たせていた。ところがある霧深い夜、教会の懇親会の帰りに車の前に飛び出してきた知能障害者ヘンリーをはねてしまい、自宅に連れ帰った。ちょうどその頃ジュディという娘がヘンリーと一緒に教会を出て以来行方不明になっており、いきり立った父親が仲間とともに探し回っていたのだ。ヘンリーがデイビッドの家にいることを知った村人たちの狂気と暴力は爆発し・・・

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趣きある家のつくり

デイビッド夫婦は村はずれのトレンチャー農場に夫婦二人で暮らしている。石造りの趣きある古い家で、車庫まで同じく石造り。 ただし長い年月がたつうちにあちこち綻びが出来てしまうのは致し方なく、村の男たちを頼んで修理してもらっている。屋内のインテリアは、妻の趣味のためか風格あるアンティーク家具がずらり。 鏡、チェスト、テーブル、椅子などオーク材のもの、石を組んだ暖炉、革張りの椅子、大きな柱時計など。

アメリカ人

デイビッドは車に乗ろうとする時、思わず左側のドアを開けてしまい笑われる。 (イギリスは日本と同じく運転席が右にあるが、アメリカは左にあるので)思わずワイパーを動かしてしまったのも、イギリス仕様の車に慣れていないためか。イギリスの車と日本の車はワイパーとウィンカーの位置が逆。

パブでもどこでもデイビッドのことは「あのアメリカ人」と呼ばれ、よそ者が受け入れられていない様子が描かれている。「アメリカは通りも歩けないくらい怖い所だって?殺人事件を見たことある?」などと村人たちはからかいながら聞いてくるが、本当の暴力や狂気はこんな小さくのどかな村の中にも潜んでいた。

パブ

田舎町にありがちなことだが、ここのパブも村人たちの社交場。いつも常連たちでにぎわっている。

この時代はパブの営業時間の規制が今より厳しかったので、昼が過ぎたら夕方の営業まで店をいったん閉めなければならなかった。 昼下がりに店主が「もう閉店だから早いところ飲んでくれ」と客をせかして追い出していたのもそのため。

カウンターの内側には木製のいいかんじのハンドポンプが並んでおり、店主はこれを傾けてビールを注ぐ。

教会

田舎町のもうひとつの中心といったら、やはり教会。 村の新しい住人デイビッドたちを歓迎して大々的な懇親会が開かれ、大人から子どもまで集まって騒ぐ。 ここの牧師(Vicar)はなかなか俗物臭ぷんぷんのタイプで、暗に寄付を要求してはばからない。

ファッション

スィンギング・ロンドン時代に一世を風靡したミニスカート旋風の名残か、エイミーもジャニスもこんな小さな村には似つかわしくないほど短い丈のスカートをはいている。 おまけにエイミーのほうはブラをつけていないので、ボディラインがくっきり。 これが後に悲劇を呼び起こすことに・・・

音楽

牧師たちが訪ねてきた時、デイビッドはバグパイプによるスコットランドの民俗音楽をかける。後にこの音楽が壮絶なシーンでかけられることになるのだが・・・

 

ロケ地

舞台はスコットランドだが、撮影はイングランド南西部コーンウォール半島で行われた。>>周辺地図

Lamorna Cove, Cornwall, England

St.Buryan, Penzance, Cornwall, England

B3283道路、パブなど

Tor Noon, near Trevowhan, Cornwall, England

農場

 

キャスト

Dustin Hoffman .... David Sumner (アメリカ人数学者)
Susan George .... Amy Sumner (Davidの妻)
Peter Vaughan .... Tom Hedden(パブの常連・ジャニスとボビーの父)
Del Henney .... Charlie Venner(Tomの甥・昔Amyと交際したことが・屋根修理の手伝い)
Jim Norton .... Chris Cawsey(ネズミ捕り)
David Warner .... Henry Niles (知恵遅れの青年)
Peter Arne .... John Niles (Henryの兄)
Ken Hutchison .... Norman Scutt (屋根修理の手伝いに)
Sally Thomsett .... Janice Hedden(Tomの娘)
Len Jones .... Bobby Hedden (Tomの息子・屋根修理の手伝いに)
T.P. McKenna .... Major Scott(パブの常連・唯一の常識人?)
Robert Keegan .... Harry Ware(パブの主人)
Colin Welland .... Reverend Hood(村の牧師)
Cherina Schaer .... Louise Hood(牧師の妻)

参考資料とソフト

imdb.com/title/tt0067800/

国内盤DVD

(1971年 アメリカ 115分)


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