UK雑記帖
イギリス人が日常的に銀の3段がさねのトレイに乗ったスコーンをつまみつつ、ウェッジウッドやロイヤルドルトンのカップ&ソーサーで優雅に午後の紅茶を楽しんでいる…というのは、主に日本の女性誌が作り上げた幻想である。実際、レストランで出てくる紅茶もポットの中を覗くと、中にはひものついていないティーバッグが2〜3個浮かんでいる。
そういったティーバッグの代表的なブランド(?)は、「Tetley」「P.G. Tips」「Typhoo」の3つではないかと思う。私は中でも「タイフー(Typhoo)」が大好きで、ティーバッグが200個近くも入った大箱を旅行の度にスーパーで仕入れてくる。時々おまけの人形がついていることもあって楽しい。
インスタント・コーヒーの人気ブランドのひとつに「Kenco」がある。 TVでもCMがガンガン流れているし、銀行に行っても行員がみんな「Kenco」マークのついた紙コップ片手に仕事をする風景も見られた。
「Kenco」が「健康」から来ているのかどうかはさだかではないが(知っている方がいたら教えてください)、「台風」紅茶も「健康」コーヒーもどちらも庶民に愛されている飲みものなのである。
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