Mr Beanに見るイギリス的小道具


 

98年のお正月にはNHKもMr.ビーンを一挙に7本も放映した。こんなに急にブームになってしまったのにはちょっと驚いたが、英国産コメディのおもしろさに多くの日本人が注目しだしたということだろう。その昔モンティ・パイソンは一部の英国マニアの間でしか広まらなかったのとは対照的に…時代が英国に追いついたのか?

Mr.ビーンにはイギリスらしい風物があふれているので、「そう、そう!これってイギリスだよね〜」と思った小道具をいくつか。

 

(その1)

バス停で突然苦しみ出した人にMr.ビーンが薬を探して飲ませようとするのだが、焦ってなかなか瓶のふたが開かない。イギリスの薬瓶は子供が誤飲しないように、たいてい押してから回さないと開かない様になっているからだ。

 

(その2)

自分のズボンを間違えられて困っていたビーンは、トイレの個室に入っている男がはいているのを発見。ドアの下の隙間から強引に脱がせて取り戻すことに成功した。イギリスのトイレの個室は、たいてい下のすきまが大きく開いていることが特徴。犯罪防止のためだろうか。便器本体は白いのに便座だけ黒いデザインが多い。駅の公衆トイレでも紙が常備されているところが感心、感心。

 

余談だが、映画「ホット・ショット2」にもMr Bean 役のローワン・アトキンソンが脇役で出ている。崖っぷちでカメラを構えていて後ずさりしているうちに転落してしまうというコミカルな役。変人に見えるけど素顔の彼は落ち着いた理知的な話し方をするオックスフォード卒インテリゲンチャ。


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