ロケ地別作品INDEXイングランド東部


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Cambridgeshire:ケンブリッジ
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Norfork: ノリッジ大聖堂


ノリッジ大聖堂 (Norwich, Norfolk)
『恋』 The Go-Between(1971)

私が行ったときは、戦没者の追悼ミサらしい集会が行われていてメインホールには入れませんでした。そこで、ぐるりと回り込んだ裏手から中に入れてもらいました。空気までしんと静まり返った雰囲気の中でまず気づいたのは、名前と生没年が彫り込まれた床の石畳です。つまり、私たちは修道士たちのお墓の上を歩いているのでしょうか。
大きな尖塔の下は、建て増ししたとおぼしき小さなかわいいチャペルがたくさんありました。ステンドグラスが綺麗でした。

(よしひろさん・1999/5/3

◆『The Go-Between

ノリッジで留学生活を送っていたので、ノリッジ大聖堂について少しだけ紹介します。
イングランドで二番目に高い塔を持つゴシック建築の大聖堂は、夜になってライトアップされると非常に美しい。境内にはミサの最中でなければ入れます。(とはいっても節度は守ってください。)内装は時代ごとに違っていて、中庭側にある紋章にはノルマン時代の古フランス語が残っています。

外にはネルソン提督とウェリントン公の銅像。東側からキング・エドワード校の運動場の横を抜けると、非常にいい散歩道があります。(ただし迷子にならないよう!)

原作の冒頭はThe Past is a foreign country; they do things differently there.と始まりますが、長い歴史を経て人間は変わっても変わらない場所があるんだと実感させられます。なお、私のホームページで写真を公開しています。

(genさん・2000/8/2)

 
Cambridge
『炎のランナー』Chariots of Fire(1981)
『モーリス』Maurice (1987)・・・Kings College, Trinity College

「ケンブリッジ大学」っていう大学があるのかとずっと思っていました。1つのカレッジの角を曲がると次のカレッジ、とキリがないくらい大学が町のなかに続きます。

B&Bに行くのに迷って道を聞くためにパブに入っていったのですが、そこで出会った女の子と友達になって、翌日自転車を貸してもらい町を案内してもらい、なおかつその子のお家でご飯までご馳走になってしまいました。あのイギリス特有の2件くっついた1戸建ての中の間取りをご紹介したいものです。表の庭と裏庭もあるんですよ。

勝手にずんずん入っていったトリニティカレッジからケム川にでました。ケム川の東側は近代建築の大学の建物が並んでいて、イギリスらしい古い建物と対照的です。ケンブリッジ留学まではいかなくてもイングリッシュスクールはケンブリッジにたくさんあるそうです。

(みゅーさん・1999/5/8

1992年2月から12月までの10ヶ月間、家族で滞在しました。赤ん坊がいたので最初はまわりの景色もあまり目に入らなかったのですが、あたたかい季節になって生活のペースがつかめるようになると、休日には散歩に行ったり、商店街でウインドショッピングを楽しんだり出来るようになりました。秋になって初めて、キングスカレッジのチャペルをゆっくり見ました。私ってイギリスに住んでるんだって少し感じた頃です。私が娘と共に大好きだったのが、マーケットプレイスにある屋台で売っているジャケットポテトです。石焼いもの感覚で、大きないもだったのでそれで一食賄えるほどでした。

家から歩いて2、3分の、ほんとに家の裏って感じのところに大きな芝生があって、ケム川が流れていました。人が通るだけの橋がかかっていて、鴨が泳いでいて、そのあたりには各カレッジのボート小屋が並んでいました。夏も冬もボートの練習をする学生がたくさんいました。釣りをする人もいて「何が釣れますか」と聞いたら「うなぎだよ」と言われたのでびっくり。イギリスでもうなぎを食べるんですね。

帰国する頃には赤ん坊も誕生日を迎え、公園を散歩するたびに「なんて可愛い赤ちゃん」って通りかかったおばあさんが声をかけてくださったり。もうきっと来ることはないんだろうなと思いながらケンブリッジを離れたのですが、それからもう何度もお邪魔し、その度に自分の庭のように駈けまわっています。少しずつ変わっていくところもあるけれど、でもやっぱり私にとってはケンブリッジの町は第二の故郷です。

村上博美さん・1999/5/18

◆『モーリス』

この映画が日本で公開された翌年の夏、ひと月イギリスに滞在しました。ケンブリッジにはステイ先の御家族に連れて行っていただいたのですが、コレッジは夏休みということもあって私のような観光客でいっぱいでした。

モーリスがケム川でやっていたパンティングを、私もしっかり楽しんできました。映画の中では難なく操っているようなパントでしたが、実際やるのはなかなかに難しいようで、川のあちこちで立ち往生(?)しているパントがいくつもありました。幸い私のパントを漕いで下さったイギリス人のご主人は、さおを操るのがとても上手な方でしたが、腕に自信のない人たちはアルバイトの大学生さんに漕いでもらっていました(皆さんストロー・ハットをかぶって、なかなかにおしゃれな出で立ちでしたよ)。水面はとても穏やかで、水鳥もたくさん泳いでいました。ケンブリッジを訪れた際には、ぜひパンティングを体験なさってください。

ケンブリッジの洋品屋さんで、黒いリボンの巻かれたストロー・ハットとブルーのラインが入ったクリケットセーターを購入しました。小柄な私にセーターは少々大きすぎましたが(それでも一番小さいサイズだったのですが)、朝晩冷え込むイギリスの夏にはその後結構重宝したのでした。

(Morrisさん・2000/3/13

◆『モーリス』『炎のランナー』

語学学校のソシアルプログラムで訪れました。だから英語のガイド付き、キングスカレッジのチャペルにも入場付きでした。そのガイドもトリニティカレッジを炎のランナーの撮影に使われたといってましたよ。
その後勿論パンティング、お兄さんにちょっとぼられたかと思いましたが、気分はすっかりモーリスでした。

(のんのんさん・2003/6/12)