旅のプラン作り、情報収集、予約手続きの記録。決して要領がいいとは言い難いのでハッキリ言ってとても人様の参考になるような内容ではありませんが、「旅行前に何をやったか」記録を順番に時系列で書きます。
旅行時期:2002年5月末から1ヶ月
為替レート:1ユーロ=120円、1ポンド=185円として(T/C購入時のレート)
今回の旅行期間は約1ヶ月。 アイルランドをメインに据え、周辺も回ってみることに。 言葉に不安があったが、"そんなこと言っていたら永遠に英語圏とドイツ語圏しか行けないじゃんっ"てことで、12年ぶりのフランス行きを決意する。 さらに、パリ-ベルギー間は鉄道で1時間半しかかからないそうだ。"東京-伊豆"みたいなもんだ、きまり。 アイリッシュ・カントリーサイド・ドライブ旅行におまけで美食の都めぐりをプラス。
イギリスとアイルランドは帰省した折に各政府観光局でどっさりパンフレットや地図をもらって帰る。 フランス、ベルギーは郵送してもらう。 地図、ホテルリスト、観光案内など。
大韓航空シャルルドゴール(パリ)in、ヒースロー(ロンドン)outのオープン・ジョーチケット(行きと帰りで別々の空港を利用する)。HISで\79,000なり。
当初ブリュッセルからはユーロスターでイギリスに入ろうと思っていたが(ロンドンまで直通)、直接アイルランドに行く飛行機の方が断然お得なので、飛行機にした。
ブリュッセル-ダブリン間の航空券を購入(ひとり29EUR)。日本の代理店でユーロスターを手配するとブリュッセル-ロンドンがひとり約27,000円ですよ?
ダブリン-マンチェスターの航空券も同時に購入(ひとり19EUR)。
到着予定がそれぞれ夜遅くなることと、車でなく徒歩で移動するため宿は予約していくことに。 日本の旅行会社でもらったホテル料金表を見るとあまりにも高い・・・。 安いところは不便。 「日本人よりイギリス人の方が手頃な宿好きだろう?(あくまで偏見)」ということで、Yahoo UKの旅行セクションから検索すると、あるわ、あるわ、リーズナブルなところがざくざく。ベルギーの方は観光局でもらったパンフレット("Hotels"青い表紙・英文)についていたリストから雰囲気が良さそうなところを選んで、メールで予約。
Thalysには、パリからブリュッセルではなく直接ブリュージュに入る路線もあることを知る。 これは一日一本なので予約しておいた方が良いだろう。 タリスのサイトを見ると日本からは予約できない?? 日本のベルギー政府観光局に問い合わせると、Web上で日本からタリスを予約するのはできないだろうという回答が。 日本の旅行会社でも手配を請け負っているが、どうみても相当の手数料を上乗せしている。
タリスそのもののサイトがだめなら、ベルギー国鉄からならどうだっ。日本から予約は出来るようだが、チケットはベルギーでピックアップしなければならないようだ。な・ら・ば。案の定フランス国鉄のサイトに行ってみたら・・・フランス国内でピックアップするならWeb上でも日本から予約できるではないか。なーんだ。 パリ-ブルージュでひとり66.4EURなり。
アイルランド国内はAVIS。 電話で数社見積もりをとって決める。
イギリスではマンチェスター市街にeasycarの支店があったので、そこで借りることに。車体に書かれた文字がちょっと恥ずかしい気もするけれど。
移動手段と宿が決まったので、見どころや観光情報を調べにかかる。 アイルランド、イギリスについては別稿でいずれ。
フランス、ベルギーは各観光局からたくさん役に立ちそうな資料をいただいた。特に「ひとり歩きのParis」という小冊子は、大変便利だった。
こって牛さんがA la フランス(車でのんびり気まま旅)とall about Japanに書いていらっしゃる記事は大変参考になる。 特に今回活用させていただいたのはレストラン案内。 フランスに精通していらっしゃる素晴らしいサイト。いつかこんな風にレンタカーで回ってみたいと憧れをかき立てられる。
最近パリにいらっしゃった琴蕗さんのサイトにお邪魔したところ、旅行準備の記録をつけていらっしゃったので参考にさせていただく。 準備記録って役に立つなぁ・・・とその時思ったので、こうして私も何をしたかの記録を残しておくことにした。 そのページでフランス・ツーリズム情報局というサイトを知ったので、以後のプラン作りにたいへん役に立った。 かゆいところまで手が届く充実した内容で、空港からの交通手段から周辺諸国への行き方まで、これさえ読めばたいていの旅行者の疑問はすべて氷解するだろう。 すごい、フランス国鉄の予約画面解説まで載っている。
ダブリンに着くのが夜になるので、ここの宿も確保しておかなければならない。 観光局でもらった冊子から良さそうなところをピックアップし、かつその中から有名ガイドブックに載っている宿を・・・候補から外す。 ひとつふたつ問い合わせのメールを送ってみたがどこも満室。 5通、10通と送ったがすべてNo Vacancy。 ええっ?! メールアドレスやFAXがあるところは予約が埋まりやすいかもしれないので、電話番号しか記載されていないところに電話してみる。 それでもない、ない、ない。「ごめんなさいね、ホリディの週末だからいっぱいで」 カレンダーをチェックしてみると週明けの月曜日がバンク・ホリデイ(祝日のようなもの)となっていた。 三連休を控えた金曜夜なので、どこも満室なのだ。 まあ、到着日は夜になるので、この日は街の中心部に泊まらなくてもよいではないか。 競争が激しそうな観光局の冊子とは別ルートで、空港からの路線バスが止まる郊外の住宅地で探すことにしたら、あっさり解決。 祝日にはくれぐれも気をつけなければ。
マンチェスターからロンドンへは鉄道(ヴァージン・トレイン)で移動。 料金を調べていたら、こちらもWeb予約するといくばくか割引になることを発見。 チケットは当日駅でピックアップすることにして購入手続き完了。 でもちゃんと時間通り走るの?
ツアーだったら同行のコンダクターさんに通訳をお願いすることも出来るだろうが、個人旅行ではいざという時自分の意思を伝えられないと困ったことになる。 今回は観光地じゃないところにも通りの名前を頼りに行かなければいけないので、通行人に道を尋ねまくること必至。 それに旅行に行くからにはできれば現地の言葉を覚えていった方がいいからだ。
そこで、NHKのラジオフランス語講座をMDに入れて、暇さえあれば聞いていた。 かなり付け焼刃ではあるが、頑張った甲斐あってレストランで注文したり、道を聞いたり、買い物したりといった基礎会話は何とかマスター。 多少ハプニングもあったが、現地語を練習してことあるごとに使うようにしていたおかげで、より楽しい旅行になったように思う。