スーパー三昧(2)

〜どんなものが置いてある?〜


◇野菜と果物

日本で見られない変わった野菜や果物がいっぱい。 他のEU諸国からの農作物も増えて(関税がないため)多様な顔ぶれ。型は不揃いだが、どれも驚くほど安い。 たいてい量り売りだから、好きなだけ取って! 旅行中でも果物なら手軽に食べられるし。

たとえば果物はプラム、各種ベリー類(グーズベリー、ラズベリー、ブルーベリー、ブラックベリー)、洋梨、カラント、ぶどう、メロンにりんご… 野菜はパースニップ(白にんじん) スウィード(黄カブ)、ターニップ(かぶの一種)、クージェット(ズッキーニ)、アーティチョーク、ルバーブ… 同じ野菜でも日本のものとは全く違うものも。きゅうりだってものすごく太い。

◇デリカテッセン(お惣菜)

普通の人が何を食べているかを知るにはここ。 買ってすぐ食べられる手軽さもいい。 キッシュやコーニッシュパスティ、マリネ、サラダ…いい匂いが鼻をくすぐる。

◇チーズ売り場

とにかく種類が豊富。 パックされたものもあるが、目の前で切ってくれる専門のチーズコーナーを設けたお店も。本場のチェダーやスティルトンに舌鼓。 多めに買っても美味しくて美味しくていつのまにかなくなってしまう。 ワインも欲しくなったらお酒コーナーへどうぞ。

◇お菓子

ここにくると英国人の甘い物好きを嫌っていうほど実感させられる。特にチョコレートの種類の豊富なこと。 有名なカドバリー社のチョコからスーパー独自のプライベートブランドものまで、甘党にはたまらない。2個買うと二つ目が半額になったりするお買い得品が多いので、買うときは値札を良く見て。

職場へのお土産も空港の免税店で慌ただしく買わないで、スーパーで揃えてしまおう。 綺麗な箱入りのチョコレートがいっぱい。ただし、夏場は溶けない様に気をつけて。

◇紅茶

フォートナム&メイソンもいいけれど、英国人が大量消費している気軽な紅茶も試してみよう。軽いからいっぱい買ってもたいして荷物にならない。紅茶の項でも述べたが、ティーバッグの種類も千差万別。 丸いもの、四角いもの、テトラポット型のもの…お徳用サイズの箱には可愛いおまけがついていたりして。

ハーブティー、フレーバーティーもいっぱい。旅行中でも宿のティーセットでハーブティーを飲んでリラックス。 なんといってもパッケージが可愛いから女性へのちょっとしたお土産にぴったり。(日本で600円で売っているものが現地ではたったの1.50ポンド!)

◇パン売り場

日本人が「イギリスパン」と呼んでいる山型の厚切り食パンは、イギリスでは見かけない。 食パンはかなり薄切りで、モチッとしたコシがあって破れにくいのでサンドウィッチ作りにぴったり。天気のいい日はひと袋買ってピクニックと洒落こもう。本場のスモークトサーモン、スモークトターキー…ナイフを持っていたらチーズやきゅうりも買って。

日本では4個で350円なんてありがたい値段で売られているスコーンも、向こうでは10個で49p(約100円ちょっと)だったりする。乳製品売り場で一緒にクロテッド・クリームも買って食べよう。

◇乳製品

牛乳がなんともいえない味わいがあってたまらない。1パイント入りのパック(568ml。値段は35pくらい。)でもすぐ飲み干してしまう。(ストローをもらって挿して飲みます) "skimmed"や "semi-skimmed"はローファット牛乳のこと。

クリームは牧畜の国だけあって種類が豊富。シングルクリーム(比較的さらっとしたクリーム)、ダブルクリーム(日本の生クリームのようなもの)、クロテッドクリーム(濃厚な味のクリーム)…いちごにダブルクリームやクロテッドクリームをかけるといける!

デザート類もぜひ試してみて! 各種フルーツヨーグルト、フロマージュデザート(クリームチーズを原料にした滑らかな口当たりのもの)など。

◇シリアル

weetabix英国式朝食につきもののシリアル類。定番のコーンフレークスの他に、各種ミューズリ(ドライフルーツやナッツがいっぱい入ったのがいい!)、ウィータビクス(小判型に固められたシリアルで牛乳をかけて崩して食べる)、オートミールなど。大箱は信じられないほど安い。

◇調味料・缶詰

調味料類には日本の輸入食品店でも手に入らないような変わった商品が目白押し。たとえば…

トリークル:糖蜜のこと。独特の郷愁を誘う香りがあり、フラップジャックスを作るときなどによく使うのだが日本では手に入りにくい。(→トリークルの画像

マーマイト(Marmite)
トーストに薄く塗って食べるものだが、なんともいえない味(笑)。 とにかくだまされたと思って話のタネに一度挑戦してみて! 英国人には広く愛用されているらしく、駅近くのホットフードショップ(サンドウィッチやチップス、ホットドッグなどをその場で作ってくれる店)でも、小さい容器に入ったマーマイトがレジの横に置いてあった。(このホームページの表紙の写真でCheeky Bearが抱いている黄色い蓋のついたビンがマーマイト)

OXOストック・キューブ:
昔から親しまれているスープの素。蚤の市でこの「OXO Stock Cube」の古い缶を売っているのを見かけた。OXO stock cubes

他に王室御用達マークもついている「HPソース」、「リー&ペリン・ソース」(これは日本でも簡単に買えるが)、各種ミックス、香辛料…棚ごと全部欲しくなる。(→HPソースの画像

缶詰は、フルーツ缶がビックリするほど美味しい。(洋梨や類が特に…) 変わったものとしては、ステーキ&キドニー・パイやスコットランド名物ハギスの缶詰があったりする。

スパイス

◇雑貨

珍しいキッチン小物、綺麗なペーパーナプキン、文房具、洗剤、シャンプー、部屋の芳香剤…自分へのお土産にいくつか求めて旅の思い出を楽しむのはいかが?

ビデオテープ類も並んでいますが、英国のビデオ方式は日本と異なるので専用のデッキがないと見ることができません。ご注意を。


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