Cirencesterの町からドライブの始まり

Cirencesterの街並みとParish Church Cirencesterはそこそこ大きな町らしく、Information Centreがあり、そこでレンタカー屋のチラシをもらってきて安そうなところに電話をかけて車を一台持ってきてもらった。

町の中心で市場が立っていて野菜や果物を売る人たちの呼び声が聞こえてくる車が届くのを待っているあいだ市場をぶらぶらして、大きなHoney Dew Melon(日本でいうハネジューメロン)などを買う。 その大きなメロンは一つ60 p(100円弱)。 いかにも美味しそうだ。

さて、待ち合わせした教会の前に届いた車はAustin Rover社のMetroというリッターカー。 安いのはいいがサイドミラーが左右ともついていない。 (イギリスではサイドミラーは必ずしも全部の車がつけているわけではない) 車を届けてくれたのは電話に出たおばさん。 小さなところなので家族でやっているらしい。 契約書や保険事項を確認してさあ、出発!

 

イギリスは日本と同じで車が左側通行なので運転しやすい。 ギアは入りにくいし、もちろんマニュアルでパワステも付いていないが、そこは夫が運転テクニックでカバーしてドライブは快適だった。 こちらの人々の運転マナーはすこぶる良い。

交通規則で独特なのが、「ラウンドアバウト」の存在だろう。ロータリー式交差点のようなもので、慣れてみるとこれが非常に合理的な仕組みであることが分かる。これがあれば、交通量が少ない交差点で車も人もまったく通らないのに赤信号で徒に留め置かれたりするようないらいらがなくなるのだ。時計周りにロータリーの中に入っていき、目的の道へ抜けるのである。目的の道へ曲がり損ねてしまっても、またもう一回ロータリーの中を回っていればいいし、何度くるくる回っていてもいいのだ。もちろんUターンだって簡単だ。十字路だろうと五叉路だろうとスムーズに流れるようになっている。

ラウンドアバウトは大規模なものから、村の外れにある小さなものまであちこちにある。私たちはすっかりラウンドアバウト好きになっていて、誰もほかに通る人がいないような5メートルくらいのかわいいものでさえ、「ラウンダバァーウトォー!」と喜んでくるっと回っていたものだ。

これが旅の相棒オースティン・メトロ。

Eレジ、パワステ無し、サイドミラー無し、エアコン無し、MT車。

rover_metro

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