スコットランド激走1,000マイル (一日目)


台風接近

地方住まいだと何事にものんびりしているのは良いけれど、いざ海外に出かけようとすると国際空港までのアクセスが悪いのには、いつもげんなりさせられる。 今回は旅行予定日まであまり余裕がない時期に航空券を手配したので、希望の航空会社をとることが出来なかった。 帰りの便が関西国際空港に着く時間には、公共の交通期間で自宅まで戻るすべがない。 こんな時都会に住んでいる方は何の心配も要らないのだろうけれど。 交通手段がないからといって、日程を一日短縮することなんて。 しかたがないので明石大橋経由で車で関空まで乗りつけ、一週間駐車場で預かってもらうことにした。

もうひとつの心配は天気のこと。 当日、航空券を手配した代理店(HIS)から連絡があり、香港を台風が直撃しているため、私たちが乗る予定のキャセイ・パシフィックが飛ばないという・・・! 翌日発の直行便に振替になるということだが、それではせっかくの旅行が一日削られてしまう。 レンタカーだって予約を入れてあるのに。 とりあえず見切り発車で家を出て途中何度か連絡をいれ、なんとか次善策として全日空バンコク行き>カンタス航空ヒースロー行きに振り替えてもらった。

関空に着くとキャセイでは台風のため大混乱。 航空券の変更をお願いしても、そんな予約入っていない、すべて満席だと取り付く島もない。 HISで振替してもらったと言ってもコンピューターに登録されていないので、明日の便にしてくださいと! しかし、そう簡単に引き下がってなるものか。 HISでは確かに変更できたと言っていたのだから。 結局航空会社側でデータを確認できていなかったということがわかり、無事バンコク行きのANAに乗れることになった。 "はい、そうですか"と引き下がらなくて良かった。 ブラボォ、H.I.S.!こういった不測の事態に実力を発揮するのは、やはりしっかりした代理店。 次の旅行でも御社でチケット買わせていただきますぅぅぅ。

 

大混乱のバンコク空港

18.00
さて関空からバンコクまで5時間。 まわりはリゾートを楽しみに行く若い日本人でいっぱいだった。
機内食:チキンとポテトの煮込みパスタ添え、前菜(スモークと・サーモン、ハム、ポテトサラダ)、サラダ、パン、ケーキ。

21.00(現地時間)
バンコク空港着。 再び航空券の変更手続きをしなければならなかったのだが(引換券をもらっていた)、この手続きがあきれるほど手間取っている。 同じようなイレギュラーな手続きをする人が多いだろうから、飛行機を降りてダッシュでカウンターに向かって大正解。 後ろに長い長い列が出来た。 不安げな乗客たちが殺気立っているというのに、職員はたらたらたらたらとヤル気を見せず、あまつさえ隣と世間話(?)さえしているようだ。 そして他の乗客たちもガンガン列に割込んでこようとするのを気合で制す。

強気で手続きを終え、精神的にもうぐったり。 銃を持った警備員がものものしく立っているさまはかなり怖い。 搭乗時間まで売店をひやかして時間をつぶす。 バンコクに来たのは初めて。 ドリアン羊羹といった怪しげな菓子から、ゾウの置物や人形まで面白い品物が並んでいた。

深夜0.30
ようやく出発。 カンタスということでオーストラリアからの観光客が多いのか、アジア系は我々だけだったようだ。 予約変更の際に並んだ席が取れなかったので、席についてから近くの人に頼んで代わってもらう。

カンタスの機内食は全体的に大味?

夕食(深夜): チキンのポテトとインゲン添え、チーズケーキwithフルーツソース、サラダ
朝食: オムレツ、サラダ、ヨーグルト、マフィン
おやつ: ANZACクッキー(このネーミング・・・)

 

やっとのことでヒースロー到着、グラスゴーへ

当初から波乱含みで始まった、長い長ーーいフライトののち、ようやく当初の予定通り早朝にロンドン・ヒースロー空港着。 ただでさえ外務省 国別安全情報ページには、ヒースローからエディンバラ行きなどの国内線へ乗り換える時に預けた荷物が紛失しやすいと注意が喚起されているというのに、今回は天候不良のためすったもんだで突然のフライト振り替え。 関西国際空港>バンコク>ヒースロー>グラスゴーと、三つの航空会社を経て目的地まできちんと荷物が届くわけがない!…ということで、関空でのチェックインの際に「ヒースローで一度荷物をピックアップしてから乗り換えますからっ」 。 トランジットしたバンコク空港でも手続きが必要だったので、うるさいほど「次は○○社の便に乗るけど、荷物はここで留めずにヒースローまで送ってくださいっ」と確認しなければならなかった。グラスゴーに滞在するつもりなら、多少機内預け荷物が遅れようとかまわないのだが、私たちはその場でレンタカーを借りてすぐ北上するつもりだったから、そんなリスクは避けたい。

グラスゴー行きの国内線(British Midland航空)では、本日二度目の軽い朝食。マーマレードがフランク・クーパー社製というところがすでにえげれす。

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