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Castle Howard(カッスルハワード), Yorkshire

A1237(ヨーク環状線)からA4につながるラウンドアバウトで30分くらい渋滞する。ようやく渋滞が解消され細い田舎道を走っていると突如として城への門が現れた。

入場料 9.50ポンド(GBHパスで入場)
Open 10.00am
屋敷 Open 11.00am. Last Admissions 4.00pm. (無休)
http://www.castlehoward.co.uk/

ここはイーヴリン・ウォーの『ブライズヘッドふたたび』を原作にしたTVドラマシリーズ「Brideshead Revisited(邦題:華麗なる貴族チャールズとセバスチャン)」のロケ地となったことで有名なお屋敷。 昔このドラマを観て以来すっかりはまってしまい、いつか訪れてみたいと思っていた場所だったのだ。

正面玄関ホールの吹き抜けが圧巻・・・幾重にも吹き抜けた天井に豪華な装飾。床の模様から何からドラマで見たそのままの姿で佇んでいる。ああ、今にも熊のアロイシアスを抱えたセバスチアン(注)がひょいと顔を出しそうだ。絵画のコレクションも素晴らしく、マイセンなど陶器コレクションの展示も。
地下のチャペルに入った時は嬉しさのあまり飛び上がりそうになった。ダークグリーンを基調として金の装飾を配した内装で、ウィリアム・モリスの手掛けた衝立等、アーツ&クラフツ運動の装飾品が多数。ステンドグラスもアーツ&クラフツ。
「ブライヅヘッド」撮影時の衣装や撮影風景のスナップ写真を展示している部屋もあり大興奮。土産物コーナーには「アロイシアス」(注)と名前の入ったセーターを着たテディベア、「Brideshead Ale」というエール(ラベルにカッスルハワードの絵入り)、ブライヅヘッドのDVD等が売られている。

 

 

 

(注)「Brideshead Revisited」は英国映画協会が選ぶイギリスの名作TV番組ベスト10に選ばれるほど、本国でも評価が高い作品。
「アロイシアス」というのはブライヅヘッドに住む主人公の親友セバスチアンがいつも連れているテディベアの名前。
ああ、吉田健一氏の翻訳した趣きある原作もいったい何度読み返したことか!
興味のある方はこちらをご覧下さい。『華麗なる貴族チャールズとセバスチャン』 Brideshead Revisited (1981)

 

敷地が広大なためか、入り口から屋敷前を経由して池の方までトラムが走っている。湖周辺には親子連れがたくさんいて遊んでいる。森の端を歩いていると足元にブルーベルが咲いていて綺麗だった。



かの有名なアトラスの噴水


Walled Garden バラの季節はさぞかし美しいだろう。壁に囲まれたガーデンが連続しており、秘密の花園っぽい雰囲気。

 


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