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2日目:ケント

アン・ブーリン縁のHever Castle(ヒーバー城)


堀の中に佇む姿が美しい
   

Hever Castleは二重に堀を巡らせた13世紀の城で、アン・ブーリン(Anne Boleyn:ヘンリー八世の2番目の妃、エリザベス一世の母)が幼少期を過ごした場所として知られている。アン・ブーリンについてはこれまで様々な映画やドラマで見知っているので、ここを訪れずにいられようか。
アンの父トマス・ブーリン亡き後は城はヘンリー八世所有となり、後に彼の4番目の妃アン・オブ・クレーブスに与えられた。その後様々な所有者を経て荒れ果てていた城をアメリカ出身の大富豪ウィリアム・ウォルドルフ・アスターが1903年に購入し修復した。アスター卿はイギリスきっての大邸宅クリブデン(今回の旅行で宿泊)の購入者としても知られている。

駐車場に車を停め城の方へ。広々とした芝生の上によく手入れをされたトピアリーが配されていた。鹿や小鳥など動物の形をしたものが多い。

Hever Castle
Hever, Edenbridge, Kent TN8 7NG
http://www.hevercastle.co.uk/
ガーデンは10:30〜、城は12:00開館、最終入場時間17:00(18:00閉館)
入場料 大人 14.50ポンド
データは2012年6月時点のもの

中庭にはチューダー朝の衣装を纏った男性が案内に立っている。城内には家具や食器タペストリー等チューダー朝のお宝が多数展示されている。飾られている肖像画もヘンリー八世やアン・ブーリン、ジェーン・シーモア等この時代の人が多い。アスター家に関する展示物もある。
思わず笑ってしまったのは、豪華な衣装を着たヘンリー八世とその6人の妃達のほぼ等身大人形が飾られている一角。それとは別にアン・ブーリンが戴冠式の衣装を着た人形もある。

城の裏手にもハーフティンバーの建物が並んでいるのが見える。
ガーデンにはイチイで造った迷路(Maze)や薔薇園、噴水、チェスの駒を象ったトピアリーガーデン等様々な工夫が凝らされていて観る者を飽きさせない。


城の裏手の建物もハーフティンバー

藤が美しかった
 
チェスの駒の形のトピアリー
 

B&Bに向かう途中で渋滞

Hever Castleを後にし、今日の予定は宿に向かうだけ。
ところがTonbridge郊外で大渋滞、30分以上余分にかかってしまった。18:00迄に到着すればお茶を出してくれるというので、できるだけそれまでに着きたいと気持ちは焦るが一向に車列は動く気配が無かった。

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