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カラヴァッジョCARAVAGGIOを訪ねて

今年2016年は日伊国交樹立150周年記念ということで、イタリアの美術作品が多数日本にやってきた。国立西洋美術館「カラヴァッジョ展」もそのひとつ。ウフィッツィ美術館に収蔵されている「バッカス」(下の写真)やボルゲーゼ美術館の「果物籠を持つ少年」等、著名な作品のいくつかが来日。この東京で開かれる美術展を見ておかないと、せっかくイタリアに行っても行き違いになってしまう!・・・ということでイタリアに行く前に東京で一足お先にバッカス達に会っておくことにした。(東京都美術館のボッティチェリ展にも同様の理由で行ってきた)


2016年3月1日〜6月12日 東京・国立西洋美術館「カラヴァッジョ展」

映画『カラヴァッジオ』(1986年)公開当時のパンフレットとチラシ

ウフィッツィ美術館(フィレンツェ)


「バッカス」は日本に貸し出されていたので「メデューサ」等を鑑賞

『メデューサの首』
   

サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会「マタイ三部作」(ローマ)

 
サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会はカラヴァッジョの愛好家にとって一種の聖地である。ここのコンタレッリ礼拝堂にある「マタイ三部作」はカラヴァッジョの名がローマで知れ渡るきっかけになった"衝撃のデビュー作"だからだ。「聖マタイの召命」、「聖マタイと天使」、「聖マタイの殉教」の3枚。圧倒的な存在感でしばし見とれてしまった。

カラヴァッジョがあるコンタレッリ礼拝堂だけ周囲より暗く、コインで点灯して絵を鑑賞するする方式。カラヴァッジョがあることで有名な教会なので、絶えず誰かがコインを入れて灯りをともしていた。

サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会Chiesa di San Luigi dei Frances
Piazza di San Luigi dei Francesi, 00186 Roma
http://saintlouis-rome.net/
 
コンタレッリ礼拝堂にある「マタイ三部作」
 
聖マタイと天使San Matteo e l'angelo
 
聖マタイの殉教Martirio di San Matteo
 
聖マタイの召命Vocazione di San Matteo

サンタゴスティーノ教会(ローマ)

サンタゴスティーノ教会のカヴァレッティ礼拝堂の祭壇を飾る『ロレートの聖母(Madonna dei Pellegrini)』は巡礼中の農夫たちの前に幼子イエスを抱いたマリアが現れたさまを描いた作品。他の教会にあるカラヴァッジョ作品同様、こちらでもコインを入れて点灯しないと観られない仕組みになっている。

サンタゴスティーノ教会 (Basilica di Sant'Agostino)
Piazza di Sant'Agostino, Roma

ロレートの聖母

サンタ・マリア・デル・ポポロ教会 チェラージ礼拝堂(ローマ)

カラヴァッジョの2作品があるチェラージ礼拝堂だけ周辺より暗く、コインを入れて点灯しないと絵が見えない仕組みになっている。

サンタ・マリア・デル・ポポロ教会Basilica di Santa Maria del Popolo
Piazza del Popolo, 12, 00187 Roma
http://www.smariadelpopolo.com
http://www.santamariadelpopolo.it


聖パウロの回心Conversione di San Paolo

聖ペテロの磔刑Crocifissione di San Pietro

ヴァチカン美術館Musei Vaticani (ローマ)


キリストの降架Deposizione
ヴァチカン美術館の絵画館に収蔵されている作品。元は教会の祭壇を飾っていたもの。
   

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