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2日目

セント・ポール大聖堂St Paul's Cathedral

30年近く前に一度入ったことがあるが、その後は近くを通るだけだったセント・ポール大聖堂。 今回鉄道のチケットを購入したことで手に入れた2 for 1 offerクーポン(1人分の料金で2人入場できる)を提示して、ふたりで18ポンドで見学した。

(内部の写真撮影は禁止なので、詳細は下記リンク先をご覧下さい。)
最初にここに建物が建てられたのは607年頃だったが、その後何度も消失。現在の建物は1666年のロンドン大火で焼失後にクリストファー・レンによって再建されたもの。ウィンストン・チャーチルやマーガレット・サッチャーの葬儀、チャールズ皇太子とダイアナ元妃の結婚式等の国家的な行事も行われてきた場所。

ステンドグラス、大理石の彫刻、フレスコ画、バーリーツイストのような木彫・・・といった比較的定番の装飾の他に、ヘンリームーアの彫刻、(ラファエル前派の)ウィリアム・ホルマン・ハントの絵画も。

地下のCryptには多くの著名人が眠っている。ネルソン提督や初代ウェリントン公爵(ワーテルローの戦いでナポレオンを破った)、セント・ポール大聖堂を設計した建築家クリストファー・レン。画家のターナーやレノルズ、ミレー、アルマ・タデマ。彫刻家ヘンリー・ムーア・・・

257段の階段を上って「ささやきの回廊Whispering Gallery」へ。上階から身廊等を見下ろすと下から見上げただけでは分からない装飾や構造が分かるし、格別の眺めを楽しめる。ここは是非行くべき場所。一般的な大聖堂や教会の階段は非常に狭く登りにくいのが普通だが、ここのは幅広く登りやすい(私は一段飛ばしで楽々と登ってしまった)。回廊を一周して色々な角度から見入ってしまった。

Whispering Galleryから先は幅の狭い石段で、更に登ると(376段)ドームの外からロンドン市街を見下ろせるStone Galleryが。ザ・シャードやウォーキートーキー等の高層ビル群がよく見えた。
更に先にはGolden Gallery(528段)がある。

セント・ポール大聖堂St Paul's Cathedral
St. Paul's Churchyard, London EC4M 8AD
https://www.stpauls.co.uk/
2018年の拝観料 大人18ポンド(ネットの事前購入は16ポンド)


駅前から見た大聖堂の全景

大きな建物なので近づくと全景が撮れない
 
Stone Galleryからの景色
 
   
   

摩訶不思議なサー・ジョン・ソーンズ美術館Sir John Soane's Museum

セント・ポール大聖堂の見学の後は、St Paul駅から地下鉄セントラルラインに乗り、Holborn駅下車。1月に行った時は臨時休業だったサー・ジョン・ソーンズ美術館を再訪。平日だが見学者の数はかなりのもの。知る人ぞ知る、イギリスで最も小さな国立Museum。
(残念ながらこちらも内部の写真撮影は禁止なので、詳細は下記リンク先をご覧下さい。)

外観はごく普通の住宅に見えるが、いったん足を踏み入れるとめくるめくような摩訶不思議で奇妙なな空間が広がっている。
ここは新古典主義の建築家Sirジョン・ソーンズの邸宅兼スタジオを美術館(博物館)として公開しているもので、彼の多岐に渡る美術品や骨董品のコレクションが所狭しと展示されている。
考古学的な価値がある古代エジプト・ギリシャ・ローマのコレクションの中でも有名な展示物はエジプトのファラオ セティ1世の石棺。
また、絵画のコレクションも貴重なものが多く、ターナーやホガース、フューズリ、カナレット等の油彩画が展示されている。特にホガースの連作油彩画『放蕩一代記』と『選挙』は銅版画として広く行き渡った作品の原画。ターナーはソーンズの親友でもあった。一番印象的だったのは吹き抜けになっている書斎で、見上げると無数の石像が目に入ってくるという驚愕の眺め。角度を変えてずっと眺めていたくなる空間だった。

サー・ジョン・ソーンズ美術館Sir John Soane's Museum
13 Lincoln's Inn Fields, London WC2A 3BP
https://www.soane.org/
入場無料


入口

外観はごく普通の住宅だが、中に入ると摩訶不思議な空間が広がっている
   
   
   
見学の後は歩いてHolborn駅へ。駅前にあった果物屋の屋台で苺の大きなパックを1.50ポンドで購入(マークス&スペンサーでは同サイズが5ポンドで売られていた)

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