6日目(地図)

戦時中にウィスキー満載の貨物船が座礁したエリスケイEriskay島

サウスユイスト島の南端から土手道を渡ってエリスケイ島へ。海の色が美しい。港にはバラ島行きのCALMAC(カレドニアンマクブレイン社)の小型フェリーがいた。

サウスユイスト島とエリスケイ島をつなぐ土手道(causeway)、両側は海

「エリスケイへようこそ」とゲール語と英語で書かれている

高台からの眺め

フェリーが停泊しているのが見える

バラ島行の小型フェリー

アウターヘブリディーズ諸島の人々は信心深いことで知られており、基本的に商店やレストランは日曜定休。北部(ルイス島、ハリス島、ノースユイスト島)では長老派教会(Presbyterian Church)が多いのに対し、南部(サウスユイスト島、エリスケイ島、バラ島等)はカトリックの信仰が盛んである。実際、サウスユイスト島とエリスケイ島にはところどころに(まるでお地蔵さんのように)マリア像があり、カトリック信仰の強さがうかがわれる。アイルランドに行った時にもこのようなマリア像を見かけた。
また、ケルト民族の土地なのでケルト十字の墓も多い。

エリスケイ島といえば貨物船SSポリティシャン号の座礁事件が有名だ。第二次大戦中にエリスケイ島沖で大量のウイスキーを積んだ貨物船が座礁し、島民たちがウィスキーのボトルを総出で"救出"した騒動である。この事件を描いたコンプトン・マッケンジーによる小説「Whisky Galore」、そして1949年に映画化された「Whisky Galore」(2016年にも「ウイスキーと2人の花嫁」のタイトルでリメイク)によってこの事件は一躍広く知られるようになった。

カトリック信仰の強さを感じられるマリア像があちこちにある

AM POLITICEANという店名

海の色が美しい

白い砂が青い海に映える

土手道を渡ってサウスユイストに帰る

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