LimerickからN18を北上。 新しくバイパスが開通したばかりのようで、行き先表示板が書きかえられ少々複雑になっている。 市街地を出たところで、焚火をしているキャンピング・カーのグループがいた。 服装、雰囲気からして旅行者ではなくトラベラー(流浪の民)かもしれない。
エニス(Ennis)はそこそこ大きな町で、ちょっと食事でもと思ったのだが通り過ぎてしまった。 N85をさらに西へ。途中InaghのBarに入り、Bar Foodはあるか聞いてみたがないとのこと。 平日の昼間だというのに繁盛している模様。 雨だと農作業もはかどらないので、こうして村のパブに飲みに来るのだろうか。 ああ、また店中の客に注視されてしまった(恥)
結局遅めのランチを取ったのはEnnistimon。 黒板に出ていたアイリッシュ・シチューは売り切れとのこと。がっくり。
Plaiceのフライwithタルタルソース、チップス、サラダ
ローストポークの温野菜添え
LahinchからR478をくるっとまわって有名な「モハーの断崖」へ。 Visitor Centreの駐車場に入ると、まもなく視界が真っ白になるほどの濃霧が出てきた。 5メートル先も見えないほどの強烈なものだ。 こんな霧はハイランドのApple Cross以来かもしれない。 海霧は、海水温より気温が低くなると発生するものなので、海に近づくほど濃くなるもの。 これくらいなら大丈夫だと駐車場に入ってきた観光客はみな、諦めて断崖に通じる道から引き返してくる。 ちょっとやそっとのことでは霧が晴れない気配。 しかたがないので今日の予定はここで切り上げて、明日の朝また見に来ることにした。 宿を全く予約しない旅行というのは、こういった不測の事態で柔軟に対応できるのがいいところ。
Visitor Centreの駐車場は出るときに料金を払う形式。 出口で「崖が全然見えないから明日また来るけど、もう一度払わなきゃいけない?」と訊いたら、その日は払わなくていいといわれた。いいのか?そんなアバウトな対応で。
早めに落ち着いたファームハウスでは、着いてすぐお茶を入れてくれた。 客用談話室の暖炉には赤々と本物の火が燃えていた。 奥さんはヘレン・ミレン風のしゃっきりした女性。 娘さんは黒いギネスのポロシャツが良く似合う。 モハーの崖の駐車場は夕方18.30以降は人がいなくなるので無料で出られるらしい。 宿泊客が何人か崖の方に向かったようだが、このB&Bのあるあたりはまだ霧が薄くても、海に近づけばまたあの濃霧だ。
ベッドルームにオイルヒーターがあったので助かった。 いつもなら晩に洗濯した衣類は日中車の中で乾いてしまうのに、この日は湿度が高く生乾きのままだったからだ。 ヒーターのおかげでふわっと綺麗に乾いた。
本日までの累計走行距離:935マイル(1,504km)
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