イギリスの一年

1月1日	New Years Day	バンク・ホリディとして休日
1月2日	(スコットランドのみ) Bank Holiday	スコットランドのみバンク・ホリディとして休日
1月6日	Twelfth Night (十二夜) Epiphany (公現節)	公現節(Epiphany)とは、クリスマスから12日目、東方の三賢人が幼子イエスに初めて謁見した日といわれており、クリスマスの飾りは前夜のTwelfth Night (十二夜)からこの日にかけて片付けられる。代表的なクリスマスのお菓子、ミンスパイはクリスマスから十二夜までの間に12個食べると幸せになるといわれている。ちなみに、フランスではこの日にガレット・デ・ロワ(Galette des rois)というお菓子を食べて祝う。 feveと呼ばれる陶器で出来た人形を入れて焼きこんでおり、
1月25日	Burn's Night （バーンズ・ナイト）	（スコットランド）スコットランドの国民的詩人、ロバート・バーンズの誕生日を祝う日で、バーンズの詩を朗読しハギスをいただく。 >>Haggis （ハギス）
2月14日	St Valentine's Day (聖バレンタイン・デイ)	日本では菓子メーカーの陰謀で(?)女性から男性にチョコレートを渡す日となってしまったが、欧米では男性から/女性からという区別なしに、好きな人に花束などちょっとしたプレゼントを渡す日。メッセージカードには差出人の名を書かずに。
3月1日	St David's Day	(ウェールズ) ウェールズの守護聖人、聖デイヴィッドを祝う日。象徴であるラッパスイセンやネギをつける人も。 *シェイクスピアの『ヘンリー五世』でもウェールズ人は帽子にネギをつけている。
	Shrove Tuesday (懺悔の火曜日) Pancake Day	パンケーキの日」には、フライパンを持ってパンケーキをひっくり返しながら走る「パンケーキ・レース」も行われる。 >>>イースター関連行事
3月17日	St Patrick's Day	(アイルランド) アイルランドの守護聖人、聖パトリックを祝う日。アイルランドと、世界中のアイルランド系移民は緑色のものやシャムロック(コメウブツメクサ)を身に着けて祝う。
	Mothering Sunday(母の日)	四旬節期間中の第４日曜日。アメリカと日本の母の日は5月だが、イギリスではイースター関連の行事。この日にSimnel Cakeを焼く習慣も。 >>>イースター関連行事
3月最終日曜	サマータイム開始	三月最後の日曜日
4月1日	April Fool's Day	エイプリル･フールにはイギリスの新聞各紙は決まって偽ニュースを載せることで有名
	Good Friday (Bank Holiday)	バンク・ホリディとして休日。ホット・クロス・バンズを食べる >>>イースター関連行事
	イースター・復活祭	春分以降の満月の後の最初の日曜日キリスト教徒にとっては最も重要な行事で、キリストの復活を祝う祭事。 >>>イースター関連行事
	イースター・マンディ (Bank Holiday)	イースターの翌日。バンク・ホリディとして休日になる。 >>>イースター関連行事
4月21日	Queen's Bithday	エリザベス二世の誕生日
4月23日	St George's Day	（イングランド）イングランドの守護聖人、聖ジョージを祝う日。
5月1日	May Day（メイ・ディ/五月祭)	日本では労働者の祭典だが、イギリスをはじめヨーロッパ諸国では春の到来を祝う祭り。メイ・ポールをたててくるくる回ったりする。夜明け前に花を摘みに行ったり。
5月第一月曜	May Day バンクホリディ
5月	The FA Cup Final	www.the-fa.org
5月最終月曜	バンク・ホリディ	5月最後の月曜
6月14日	The Queen's Official Birthday	ちなみに女王の本当の誕生日は4月21日

6月下旬	Royal Ascot 競馬
6月下旬	Wimbledon Lawn Tennis Championships ウィンブルドン国際テニス選手権大会	www.wimbledon.org
7月12日	Orangeman's Day	(北アイルランドのみ) オレンジ公ウィリアムがボイン川の戦闘に勝利したことを記念するプロテスタントの記念日
8月第一月曜	Summer Bank Holiday	（スコットランドのみ）
8月最終月曜	Late Summer Bank Holiday	（スコットランド以外）8月最後の月曜日
10月最終日曜	サマータイムの終わり	10月最後の日曜日
10月31日	Hallowe'en ハロウィーン	ケルトに起源を持つ行事で、万聖節(All Saint's Day)の前夜。アメリカではかぼちゃのランタンや子供たちの仮装で盛り上がるのだが、イギリスではいまひとつ盛り上がらず、その後のガイ・フォークス・デイの方が盛ん。
11月9日	Guy Fawkes Night ガイ・フォークス・デー	ジェイムズ一世の時代に起きた火薬陰謀事件にちなんだ行事で、花火大会が各地で催され、子供たちはガイ人形を火にくべたりして楽しむ。 >>>Guy Fawkes Day
	Remembrance Sunday	11月11日のRemembrance dayに最も近い日曜日
11月11日	Remembrance day	第一次大戦の停戦記念日で、戦没者慰霊の日となっている >>>Remembrance Day
11月30日	St Andrew’s Day	スコットランドの守護聖人セント・アンドリュースの日
	Advent(待降節)のはじまり	11月26日以降、St Andrew’s Dayに最も近い日曜日からAdventが始まる。子供たちはクリスマスまで毎日アドヴェント・カレンダーを開いて楽しむ。
12月25日	クリスマス	Bank Holiday 3時から女王のスピーチがある
12月26日	Boxing Day ボクシング・デイ	Bank Holiday 「ボクシング」といっても、格闘技にあらず。昔、召使や奉公人に箱に入れた心づけを渡したことが起源。現代でも郵便・新聞・牛乳配達人や清掃人たちに心づけをあげることがある。
12月31日	New Year's Eve
12月31日	(スコットランドのみ) Hogmanay	スコットランドの大晦日の祭り。スコットランドでは昔クリスマスを祝うことが禁じられていたため、クリスマスよりもホグマニーの方をより盛大に祝うとか。 12月31日深夜をまわって最初の客(First Footers)は、石炭１個・パン1個・ウィスキー１瓶を持ってやってきて、石炭をくべ、パンを食卓にのせ、ウィスキーを家長のグラスに注ぐことになっている。

参考資料

イギリスの祝祭日

キリスト教関係の資料

その他、ケルト関係の資料