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『エリザベス』 Elizabeth (1998)


あらすじとチェックポイント/Awards主な登場人物ロケ地紹介キャスト外部リンク/参考資料


監督:Shekhar Kapur
脚本:Michael Hirst

Story

舞台は16世紀のイングランド。
3歳で私生児の烙印を押され、21歳で反逆罪でロンドン塔に幽閉され、25歳で史上二番目のクイーンに即位したエリザベス。強国スペインとフランスの脅威にさらされ、'私生児'エリザベスの王位継承に疑問を投げかけるスコットランドも国境を脅かす。国内でも血塗られた宗教論争と、大貴族たちの権力闘争が渦巻き、まだ2流国に過ぎないイングランドの財政は極めて逼迫していた。

まさに内憂外患、のっぴきならない状況の中で、エリザベスは反逆者の祖父と父を持つ恋人ロバート・ダドリーにのめり込んでいた。スペイン王、フランス王子・・・若き独身の女王に群がる求婚者たちをしりめに、スキャンダルの的となりながらもダドリーとの逢瀬を重ねていた。外国人と結婚すればイングランドを属国扱いにされかねないし、国内の貴族のひとりを選べば反対派の妬みを買う。宰相のセシルは早く結婚して世継ぎを設けて欲しいと切望しているのだが。

ローマ法王からの暗殺司令、大貴族ノーフォーク公をはじめとした旧教派の陰謀、刺客・・・迫り来る危機と混乱の中で、いかにしてエリザベスは'女'を、そして'人間'を超越し、ヴァージン・クィーンとして君臨するに至ったか・・・?

(1998年 イギリス作品 124分)

続編:『エリザベス:ゴールデン・エイジ』ELIZABETH: THE GOLDEN AGE(2007)

Awards

第71回アカデミー賞
最優秀メイクアップ賞(ジェニー・シャーコア)
6部門ノミネート

第51回英国アカデミー賞(BAFTA)
最優秀イギリス映画賞
最優秀主演女優賞(ケイト・ブランシェット)
最優秀撮影賞(レミ・エイドファラシン)
最優秀メイクアップ賞(ジェニー・シャーコア)
最優秀楽曲賞(デヴィッド・ハーシュフェルダー)
7部門ノミネート

第56回ゴールデン・グローブ賞
ドラマ部門最優秀主演女優賞(ケイト・ブランシェット)

(その他)1999年度英国映画協会によるベスト100作品:71位にランクイン

 

Check!

新教・旧教の対立

ヘンリー8世はローマ・カトリック教会と決別し、英国国教会(アングリカン・チャーチ)を設立しみずから首長となった。(*映画『我が命つきるとも』
その息子エドワード6世はさらにプロテスタント化を進め聖体拝領などを廃止する。ところが旧教国スペイン出身の母を持つメアリーは、即位すると途端にカトリックに復帰し新教徒を弾圧した。後を継いだエリザベスは父のヘンリー8世が端緒を開いた英国国教会の最高統治者となり、カトリックに対して極端な弾圧を加えずに穏やかな英国国教会化を進めた。

トマス・ワイアットの乱(1554)

メアリー女王との婚儀のためスペイン皇太子フェリペが来英する直前に、Sirトマス・ワイアットが故郷のケント州で起こした反乱。エリザベスを祭り上げて政権を掌握しようとしたが失敗。ロンドン入りしようとした際に鎮圧される。メアリーは神への感謝の印として、ケンブリッジのトリニティ・コレッジにチャペルを建造。

ロンドン塔

ワイアットの乱(首謀者Sir Thomas White)とのかかわりを疑われ、エリザベスはテムズ河を船で運ばれて「反逆者の門」と呼ばれるロンドン塔の入り口で降ろされた(映画にもこの場面が登場)。エリザベスの母アン・ブーリンもロンドン塔で処刑されている。
徹底的な証人喚問が行われたがついに証拠は挙がらず、2ヶ月後にウッドストック城へ移される。

戴冠式

ウェストミンスター寺院での戴冠式の場面は、実際の肖像画をもとに考証された。
式の日取りは錬金術師・占星術師のジョン・ディー博士と相談して決めたとか。(*フィクションだが、『ジュビリー』は、エリザベスとジョン・ディー博士が現代のロンドンにやってくるという設定の作品。)

王者のプライバシー

エリザベスが愛人のダドリーと睦み合う寝室の周りには常に数人の侍女がいて、ふたりの様子を覗いている。薄物のカーテンに描かれた瞳の模様はその象徴か。「女王の体調を把握するために」と、シーツの様子も毎朝チェックするように言いつけられる。王者にプライバシーというもののない時代だった。

毒入りドレス

エリザベスが危うく難を逃れた毒入りドレスは、フランスの絹で作られたものだった。
アンジュー公の母親は、フィレンツェのメディチ家からフランス国王アンリ2世に嫁いだカトリーヌ・ド・メディシス。莫大な持参金、香水、カトラリーなどとともにフランス宮廷に持ち込まれたのは、メディチ家のお家芸である毒殺という習慣。ゆえにこの毒入りドレスはフランス側から持ち込まれたと推測されるのだ。

愛人

「私は国と結婚しています」と宣言し、生涯夫を持たなかったエリザベスだが、愛人と呼ばれる男性は何人か存在した。この映画に登場するロバート・ダドリー卿を始め、女王の足元の水溜まりにマントを広げたエピソードで有名なウォルター・ローリー卿や、エセックス伯など。エセックス伯はロバート・ダドリーの再婚相手レティス・ノリスの連れ子。

時代設定の改変

物語を波瀾万丈にするために、エリザベスの身に起こったさまざまな出来事を多少時代をずらして作品に取りいれている。ローマ法王からの破門宣告、ウォルシンガムの出仕、ノーフォーク公の処刑、フランス王子の来英などは、本来もっと後の出来事である。ウィリアム・セシルはこれほど早く引退せず、約40年間女王の傍で仕えることになる。メアリー・オブ・ギースの暗殺や、ダドリーの陰謀荷担もフィクション。

主な登場人物

エリザベス1世

父のヘンリー8世は遺言で、メアリーとエリザベスにエドワードに次ぐ王位継承権を与えていたが、ふたりを嫡子に戻す措置を取らなかったため、これが後々エリザベスの王位継承に関する騒擾の元になった。

1533年9月、ヘンリー8世とその2番目の妃アン・ブーリンの間に誕生(参考:映画『1000日のアン』
1536年母のアン・ブーリンが不貞を理由に結婚を無効とされロンドン塔で処刑されたため、庶子の身分に落とされる。(3歳)
1547年父のヘンリー8世死去。弟のエドワード6世が後を継ぐ。
1549年、父ヘンリー8世の最後の妃キャサリン・パーの再婚相手トマス・シーモアとのスキャンダル。シーモアは大逆罪で処刑される。(15歳)
1553年ジョン・ダドリーに擁立されたジェーン・グレイの処刑、姉のメアリーが即位。(参考:映画『レディ・ジェーン』)
1554年トマス・ワイアットの叛乱に関係していると疑われ、反逆罪でロンドン塔に幽閉(21歳)
1558年11月姉メアリー女王の死によって、女王になる(25歳)
1559年1月ウェストミンスター寺院で戴冠式(25歳)
1568年ウォルシンガム出仕を始める。
1568年スコットランドのメアリー女王を幽閉。1587年に処刑
1570年ローマ法王ピウス5世に破門される。
1571年ノーフォーク公処刑される。
1579年フランスからアランソン公フランソワが結婚の申し込みにイギリスを訪れる
1588年サー・フランシス・ドレイクがスペインの無敵艦隊を撃破
1603年死亡

ロバート・ダドリー

エリザベス女王の寵臣。主馬頭という重要なポストを与えられ、1559年にはガーター勲士に叙せられる。
祖父は1510年にヘンリー8世によって処刑されたエドモンド・ダドリー、父ノーサンバーランド公ジョンと兄ギルフォードは"9日間の女王"ジェーン・グレイ事件を企てメアリ1世に処刑されている。(参考:『レディ・ジェーン』
17歳の時にノーフォーク地方の有力者の娘エイミー・ロブサートと結婚していたが、彼女は1560年に謎の事故死をとげる。(参考:『クイーン・メリー/愛と悲しみの生涯』
1570年にフィリップ・シドニー卿未亡人レティス・ノリスと秘密結婚していたことが、1578年に発覚し女王の怒りを買う。

メアリー1世(1516-1558)

ヘンリー8世とその最初の妃キャサリン・オブ・アラゴンの娘で、エリザベスの異母姉。母が旧教国スペイン出身なので熱心なカトリック。スペインの人文学者ビベスに教育を受ける。

1553年37歳で即位。プロテスタントを弾圧し、スミスフィールド刑場で新教徒を大量処刑した残酷さから「ブラディ・メアリ」の異名をとる。

1554年、10歳以上も年下のスペイン皇太子(後のフェリペ二世)と結婚する。翌年の想像妊娠騒ぎのためか、フェリペはスペインに帰国してしまった。(のちにもう一度想像妊娠を起こすが、この場面は映画にも登場する)
フランスとの戦争で、大陸における最後の拠点カレーを失い、国民の反感を買う。1558年に42歳で死亡。

 

アンジュー公フランソワ(1554-1584)

フランスヴァロワ家の貴公子で、メアリー・オブ・ギースの血縁。アランソン公の称号を持っていたが、兄のアンジュー公がアンリ3世として即位したためその称号を継いだ。1579年にエリザベスに結婚の申し込みをするためにイギリスを訪れている。
父にアンリ2世、母に女傑カトリーヌ・ド・メディシスを持ち、兄弟にはフランソワ2世(スコットランドのメアリー・スチュワートの最初の夫)、シャルル9世、アンリ3世、マルグリット・ド・ヴァロワ(通称マルゴ。のちにアンリ4世となるアンリ・ド・ナヴァールの妃)がいる。
マルグリット・ド・ヴァロワを描いたイザベル・アジャーニ主演の映画『王妃マルゴ』を観れば、『エリザベス』でヴァンサン・カッセル演じる浮ついた貴公子の奇矯な振る舞いの背景もわかるだろう。彼は退廃の極みというべき落日のヴァロワ家のみそっかすとして生まれた気ままな王子で、妹のマルゴとも関係があったと言われている。

スペイン王フェリペ2世(1527-1598)

(在位:1556-1598)皇太子時代にエリザベスの異母姉メアリー一世と結婚する。彼女の死後エリザベスにも求婚するが断られ、1559年にアンリ2世とカトリーヌ・ド・メディシスの娘エリザベートを妃に。後に無敵艦隊を率いてエリザベスと対決することに。イタリア・ネーデルラント・新大陸に広大な領土を有し、新教徒弾圧、対英・対仏干渉、オスマントルコの撃破(レパントの海戦)、ポルトガル併合などを行った。

メアリー・オブ・ギーズ(1515-1560)

(仏語読みではマリー・ド・ギーズ)
フランスの大貴族ギーズ家の出身で、初代ギーズ公クロード・オブ・ロレーヌの長女。夫の死後同じく妻を亡くしたスコットランドの王ジェームズ5世と、1538年に22歳で再婚。1542年に娘のメアリーが生まれるが、まもなく王は死亡。メアリー皇太后の兄弟はフランス宮廷で絶大なる権力を握っていた。1560年にエジンバラ城で病没。この映画のように暗殺されたという記録はない。

娘のメアリは1542年生まれ。ヘンリー8世の姉マーガレットを祖母に持つため、イギリスの王位継承権を主張。エリザベスが即位した際、フランス王アンリ2世はフランス皇太子妃メアリー・スチュワートが真のイングランド女王であり、エリザベスは王位簒奪車であると宣言。メアリーもイングランドの王冠を自分の紋章に組入れていた。

ノーフォーク公トマス・ハワード

旧教派の大貴族で、スコットランドのメアリー女王と結婚して王位を狙おうとしたため、1571年処刑される。
先代の第3代ノーフォーク公(1473-1554)は、ヘンリー8世の2人目の妃アン・ブーリン(エリザベスの母)と、5人目の妃キャサリン・ハワードの伯父。

ウィリアム・セシル(1520-1598)

リンカンシャーBourn生まれ。ケンブリッジ、ロンドンのグレイズ・インで学ぶ。エリザベス女王の名宰相で、実際には約40年間女王の片腕として仕える。
ノーフォーク公やサマセット伯の秘書などの経歴を経て、1550年(エドワード6世時代)に国務大臣になり、1551年ナイトに叙される。メアリー1世の治世の間はカトリックに従っていた。
1571年バーリー卿の称号を受け、初代バーリー男爵となる。

フランシス・ウォルシンガム(1530-1590)

ケント州Chislehurst生まれ。ケンブリッジで学んだ後外交官に。1568年エリザベス女王の元で出仕を始める。のちにナイトの称号を受ける。反カトリック。国内外のスパイ網を活用した情報収集に秀でており、スロックモートンやバビントンの反乱計画を暴き、スコットランドのメアリー・スチュワートの処刑にも一役買った。

スティーブン・ガーディナー(1483-1555)

サフォークのBury St Edmunds生まれ。旧教派。ケンブリッジ・トリニティホールの学長をつとめ、1525年にウルジー大司教の秘書に。ヘンリー8世の秘書・外交官をつとめ、その離婚問題ではローマにも赴いた(1527-1533)。1531年ウィンチェスター司教に。エドワード6世の時代に、カトリックの信仰を守り続けたため、5年間投獄されていたが、1533年メアリー1世によって解放され、プロテスタント迫害の急先鋒となった。

ロケ地

Alnwick Castle, Alnwick, Northumberland

ロンドンのビショップスゲートでプロテスタントの殉教者が火あぶりにされる場面、エリザベスが逮捕されるハットフィールド宮殿の外部の場面、エリザベスがフランス大使を迎えるハンティング・ロッジの場面、メアリー・オブ・ギースがイングランド軍を見舞う場面でスコットランドのリース城として使用された。

創建は11世紀にまでさかのぼれるアルン川の河畔にそびえる古城で、19世紀中盤に修復された際、ケイパビリティ・ブラウンの手が入れられた。14世紀初頭からノーサンバーランド公の居城となっており、個人所有としては最も素晴らしいルネサンス期の美術コレクションを持つ城のひとつ。500エーカーの広大なHulne Parkには森やムーアをはじめとした見所がいっぱい。

これまでにもピーター・オトゥールの『ベケット』、ヴァネッサ・レッドグレイブの『メアリー・クイーン・オブ・スコッツ』、『アイバンホー』、ケビン・コスナーの『ロビンフッド』、ローワン・アトキンソンの『ブラックアダー』(part 1)など、数々の作品が撮影されてきた。

Official Website
Alnwick,Northumberland NE66 1NQ
Tel: 01665 510777

Chillingham Castle, Northumberland

ハンティング・ロッジでエリザベスとダドリーが逢い引きする場面、メアリー・オブ・ギースが暗殺される場面として使用。

チューダー朝の香りが加えられた美しい中世の城で、600年に渡ってGrey卿の居城となっている。幽霊が出ることで有名。

Bamburgh Beach, Northumberland

イギリスの海岸の風景として使用。

何マイルにも渡る美しい砂浜で有名で、近くには11世紀に建てられた城Bamburgh Castleがある。『アーサー王の死』の著者マロリーは、ここがランスロット卿の城だと信じていた。

Aydon Castle, Northumberland

ロンドン塔でローマ法王の刺客バラードが拷問される場面、ウォルシンガムの住居として使用。
13世紀に建造された、要塞としても使用されたマナーハウス。1315年にスコットランドに略奪されたが、2年後にイングランドが奪回。17世紀にファームハウスとなる。現在はイングリッシュ・ヘリテージの所有。

Warkworth Castle, Northumberland

エリザベスが幽閉されていたロンドン塔の室内の場面に使用。

ノルマン人の城だったが1332年にパーシー一族、初代ノーサンバーランド伯の息子Harry Hotspurのものとなる。現在はEnglish Heritageの所有。

 

York Minster, York, North Yorkshire

エリザベスの戴冠式の場面に使用。撮影を許可されたのはこの作品が初めて。

13世紀の初めから建設が始まり1472年に完成したイギリス最大のゴシック建築。北ヨーロッパで最も大きい中世の大聖堂で、イギリスで最大のステンドグラスと身廊を持つ。地下には聖堂の修復時に発見されたローマ時代の遺跡がある。

Official Web Site

Bolton Castle, North Yorkshire

Official Web Site

Haddon Hall, Derbyshire

即位前のエリザベスの住居、ハットフィールド宮殿として。
チューダー朝の家屋や庭園が美しい屋敷で、チャペルの一部は11世紀に、大ホールはエドワード3世の時代に作られる。典型的なエリザベス朝のロングギャラリー(長さ36m×幅5.6m)も撮影で使用される。映画『ジェーン・エア』もここで撮影された。

Durham Cathedral

チャプター・ハウスはエリザベスが議会を執り行うホワイトパレス宮殿ステートルームとして、身廊はロイヤルコートとして使用された。

1093年にウィリアム司教とベネディクト派の僧によって創建。1541年にヘンリー8世が大聖堂に改築し聖母マリアを祝福した。

A Virtual Tour of Durham Cathedral

Raby Castle, Staindrop, Durham

外部は花火が挙がる夜の川遊びの場面、アンジュー公が船でホワイトホール宮殿にいる女王に会いに来る場面に使用。室内はアンジュー公の破廉恥な戯れの場面に使用。

11世紀初頭にカヌート王が所有していたとされる城で、200エーカーの庭園、家具や絵画、マイセン陶器のコレクションが有名。"Old Lady Hell-Cat"の異名をとる初代レディ・バーナードの幽霊が城壁に出没するとか。

Raby Castle紹介ページ(1)_(2)

St. Albans Church,Teddington, Middlesex

戴冠式の場面、最後にエリザベスが白塗りの化粧を施して登場する場面に使用。

Official Web Site

Middle Temple, Temple, Holborn, London
http://www.middletemple.org.uk/

ロンドン塔

St. Bartholomew's Hospital

通称"Barts"。小修道院に隣接するロンドン最古の病院。1123年にトマス・レイヒアによって創設、16世紀にヘンリー8世によって設立された。

Barts and The London School of Medicine and Dentistry
www.mds.qmw.ac.uk
Turner Street, London E1 2AD

キャスト

Cate Blanchett .... エリザベス一世
Joseph Fiennes .... レスター伯ロバート・ダドリー
Christopher Eccleston .... ノーフォーク公
Geoffrey Rush .... Sir Francis Walsingham
Richard Attenborough .... 宰相Sir William Cecil(のちにLord Burghley
Kelly MacDonald .... Isabel Knollys (エリザベスの侍女)
Emily Mortimer .... Kat Ashley (エリザベスの侍女)

Kathy Burke .... メアリー女王(エリザベスの異母姉)
John Gielgud .... ローマ法王
Daniel Craig .... John Ballard(ローマ法王からの使者)

Fanny Ardant .... Mary of Guise (ジェームズ5世妃・スコットランドのメアリの母)
Vincent Cassel .... アンジュー公(メアリー・オブ・ギースの甥)
Eric Cantona .... フランス大使Monsieur de Foix

James Frain .... スペイン大使Alvaro de la Quadra
George Yiasoumi .... スペイン国王フェリペ2世

Terence Rigby .... Stephen Gardiner司教
Jamie Foreman .... サセックス伯
Edward Hardwicke .... アランデル伯

 

外部リンク

imdb.com/Title?0127536   DVD

VHS(輸入版・字幕無し)

Soundtrack
デヴィッド・ハーシュフェルダーによるオリジナル楽曲をはじめ、エルガー、モーツアルトなど名曲揃い。ここで何曲か試聴できる。

 

参考資料/おすすめ本

『華麗なる二人の女王の闘い』小西章子・著/朝日文庫
メリーとエリザベスの生涯にスポットを当て、わかりやすい読み物となっている。

『スコットランド王国史話』森 護 (著) 中公文庫 (2002/03/01)

『とびきり哀しいスコットランド史』フランク・レンウィック・著/ちくま文庫
なかなか専門の歴史書にお目にかかることが少ないスコットランド史。ユーモアたっぷりの解説が楽しい。

『英国王室史話』(上) 森 護・著/中公文庫
王室にまつわるさまざまなエピソードをわかりやすく紹介している。

 




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