・・・Pemberley(Mrダーシーの屋敷)として 代々デヴォンシャー公爵家の住まいとなってきた、1000エーカーという広大な敷地に建つ英国きってのマナーハウスのひとつ。
初代デヴォンシャー公爵が、曾々祖母"ハードウィックのベス"のエリザベス朝邸宅を建て替えたのが現在のチャッツワース。 Bakewell,Derbyshire DE45 1PP |
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監督：Joe Wright
脚本：Deborah Moggach/Emma Thompson
原作：ジェイン・オースティン
18世紀末のイギリス。ベネット夫人は年頃となった5人の娘たちにしかるべき裕福な嫁ぎ先を見つけようと一生懸命。それというのもベネット家には跡継ぎとなる男の子がいないため、ベネット氏亡き後は娘たちではなく親戚のコリンズ氏が土地も財産も相続することになっていたからだ。そんな時近くに裕福な独身青年ビングリーとその妹が引っ越してきた。ビングリーは美しい長女ジェーンに惹かれてゆく。次女のエリザベスはビングリー氏の家で催された舞踏会で彼の親友ダーシーと出会うが、高慢なダーシーの態度に強い反感を覚えダーシーに対する誤解はますます強くなっていく…。
ジェイン・オースティン原作の文芸作品を『ブリジット・ジョーンズの日記』 (2001),『ラブ・アクチュアリー』 (2003) を手掛けたイギリスのワークング・タイトルがキーラ・ナイトリー主演で映画化(ちなみに『ブリジット・ジョーンズの日記』 Bridget Jones's Diary (2001)は『高慢と偏見』の現代版と言われている)。 放映時には「イギリスの通りから人が消えた」と言われるほどの伝説的大ヒットとなったBBCの傑作TVシリーズ『高慢と偏見』Pride and Prejudice (1995)と比べてみるのも一興。
貴族やジェントリー等、地代などにより収入を得ている階級では相続によって土地が細分化されないように相続人を限定する必要があった。ベネット家の財産についてもその方式がとられていたため、男の子が生まれないまま父親のベネット氏が亡くなった場合、屋敷や土地は親戚のコリンズ牧師が相続することになっていた。5人の娘たちを路頭に迷わせないためには結婚させるのが一番の方法だったため、ベネット夫人は娘たちの縁談に一喜一憂する。エリザベスがコリンズ牧師のプロポーズを断った時母親が激怒したのも無理はない。
読書を好むエリザベスは知的な女性として描かれているが、ベネット家では（経済状態のせいもあるが）あまり子供教育に熱心ではなかったようだ。身に付けるべき教養と考えられていたのは絵画やピアノなどの楽器演奏、刺繍など幅広い分野に渡った。
キャサリン・デ・バーグ夫人も「(ベネット家には)娘が5人もいるのにガヴァネスを付けていなかったなんて」と呆れている。当時貴族や地主層ではガヴァネス(住込みの女性の家庭教師)に子供の教育を任せることが少なくなかった。同時代に生きたブロンテ姉妹もガヴァネスとして生計を立てていた。
・・・Pemberley(Mrダーシーの屋敷)として 代々デヴォンシャー公爵家の住まいとなってきた、1000エーカーという広大な敷地に建つ英国きってのマナーハウスのひとつ。
初代デヴォンシャー公爵が、曾々祖母"ハードウィックのベス"のエリザベス朝邸宅を建て替えたのが現在のチャッツワース。 Bakewell,Derbyshire DE45 1PP |
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 スカルプチャールーム(彫刻の間)のこのライオンもちらっと映画に登場する |
・・・Pemberley(Mrダーシーの屋敷)の内部の一部として
Wilton,Salisbury SP2 0BJ
http://www.wiltonhouse.co.uk/
・・・Longbourn（ベネット家の屋敷）として
Groombridge Tunbridge Wells Kent TN3 9QG
http://www.groombridge.co.uk/
・・・Netherfield（ビングリー氏が越してきた屋敷）として
Lower Basildon, Reading, Berkshire, RG8 9NR
http://www.nationaltrust.org.uk/
・・・Rosings（レディ・キャサリン・デ・バーグの屋敷）として
エリザベス一世時代の宰相Sirウィリアム・セシルによって建てられた豪華な邸宅。
エリザベスとコリンズ夫妻がレディ・キャサリンと対面した部屋はヘブン・ルーム。また、ボウ・ルームが食事の場面に使われいる。
Stamford,Lincolnshire,PE9 3JY
http://www.burghley.co.uk/
The Heaven Romm
The Bow Room
リジーがミスターダーシーやレディ・キャサリンと食事をする場面に使われた
| バンケットホールがエリザベスとガーディナー夫妻が泊まったラムトンの宿屋として使用された。 ダイニングルームがロングボーン邸のエリザベスの部屋として使用された Bakewell,Derbyshire
DE45 1LA |
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・・・メリトンとして(連帯が行進する場面)
Stourton, Warminster, Wiltshire, BA12 6QD
http://www.nationaltrust.org.uk/
ピーク・ディストリクトの雄大な景色の中にエリザベスが一人佇む場面がある。
Donald Sutherland .... Mr Bennet (父)
Brenda Blethyn .... Mrs Bennet (母)
Rosamund Pike .... Jane Bennet (長女)
Keira Knightley .... Elizabeth Bennet (ベネット家の次女・20歳)
Talulah Riley .... Mary Bennet (三女)
Carey Mulligan .... Kitty Bennet (四女・17歳)
Jena Malone .... Lydia Bennet (五女・15歳)
Matthew MacFadyen .... Fitzwilliam Darcy(ダービーシャーの裕福な紳士)
Tamzin Merchant .... Georgiana Darcy (ダーシーの妹)
Simon Woods .... Charles Bingley (ダーシーの友人・ベネット家の近くに越してきた裕福な紳士)
Kelly Reilly .... Caroline Bingley(ビングリーの妹)
Claudie Blakley .... Charlotte Lucas (ベネット家の隣人)
Sylvester Morand .... Sir William Lucas (Charlotteの父)
Tom Hollander .... Mr Collins (牧師・ロングボーンの相続人)
Judi Dench .... Lady Catherine de Bourg(ダーシーのおば)
Rosamund Stephen .... Miss de Bourg (Lady Catherineの娘)
Rupert Friend .... Mr Wickham(ダーシーの幼馴染・軍人)
Cornelius Booth .... Colonel Fitzwilliam (ダーシーの友人)
Peter Wight .... Mr Gardiner (ベネット夫人の兄・エリザベスたちのおじ)
Penelope Wilton .... Mrs Gardiner (ガーディナー氏の妻・エリザベスたちのおば)
http://us.imdb.com/title/tt0414387/
オフィシャル・サイト
http://www.pride-h.jp/
http://www.prideandprejudicemovie.net/http://www.workingtitlefilms.com/film.php?filmID=38
http://www.visitprideandprejudice.com/
http://en.wikipedia.org/wiki/Pride_and_Prejudice
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