『アバウト・ア・ボーイ』 About a Boy (2002)
Hugh Grantの待望の新作。ちょっと変わったベジタリアンのママを持つ10歳の少年Marcusは、繊細で突然泣き出すシングルマザーのママを気遣い、いつしか自分が疲れてしまう。ある日家で倒れていて救急車で運ばれたママを待つ間に、彼女の遺書を見つけてしまった彼は、無事戻ってきたママを責める。そこで「もう自殺なんかしないわよ」と息子の機嫌を取ろうと、お湯を沸かし、マグカップに注ぐママ。親子の張り詰めた空気が紅茶によって溶けていきます。この瞬間、Marcusの心によぎった奇想天外な解決策に思わず微笑んでしまいました。イギリス滞在後アメリカで働いているわたしには、この空間での紅茶が持つ意味がよくわかり、イギリスが恋しくなりました。イギリスの中年の悲哀を描いており観客もノっていました。

(by Kokkiさん・2002/3/25)

『いつか晴れた日に』Sense and sensibility(1995)
ティーの風景が沢山でてきます。何かあると、まず、「ティーを」という場面も何回かありましたが、一番印象的なティーシーンは、舞踏会の翌日、ジェ二ングス婦人のロンドンのお屋敷で、婦人たちが、お茶している場面。
真っ白いリネンのテーブルクロス、小花模様のティーセット、テーブルの中央には小花、そして盛られたフルーツ…という正統派(?)ティースタイル。召使のいるお屋敷ならではの風景です。(その都度準備して後片付けしていたら、それだけで一日終わってしまいますよね。真っ白なテーブルクロスもお洗濯が大変だし…)。
また、このジェニングス婦人のお屋敷は、壁紙の配色、家具、調度品、小物など、インテリアが素晴らしく、とても勉強になります。

(by E.Satieさん・1/26)

大学のイギリス文化論の講議でお勉強したことですが、落ち込んだり悲しんだりしている人には、濃くて甘い紅茶をだしてあげるそうです。まさにマリアンヌが「散歩してくる」と出ていってしまったのを心配しながら待つエリノアを、そんな紅茶で安心させようとしたのでしょう。

(by yunamamaさん・2001/9/4)

『浮気なシナリオ』 A Chorus of Disapproval(1988)
〜修羅場のティータイム〜アマチュア劇団に参加した会社員ガイは、劇団仲間の女性ふたりとの三角関係に陥ってしまう。その片方と喫茶店でアフタヌーン・ティー・デートを楽しんでいたところに、もうひとりが登場!lovelyなティー・カップ、段重ねのトレイ、おいしそうなケーキ。そのケーキの上に・・・?(by Cheeky)
『オスカー・ワイルド』Wilde
小さい子供でも、お茶の時間があるとはおそるべしイギリス!!

(by ?さん・8/31)*ごめんなさい、お名前が記入されていませんでした。

『ウィンター・ゲスト』The Winter Guest
ふたりの老婦人がお葬式の時間を待つ間、ティールームでケーキを食べながらおしゃべりをして過ごす。近くのテーブルに運ばれてきた3段がさねのアフタヌーン・ティー・セットのケーキに目を奪われ、ミルフィーユを新たに注文して半分ずつ食べる。ずいぶん大きなサイズのミルフィーユなので、ふたりで分けても充分な大きさ。 (by Cheeky)
『明日に向かって・・・』 The Browning Version(1994)
終業式の前に開催されたクリケットの試合の日。休憩時間には、弦楽四重奏の生演奏を聞きながら紅茶やシャンパンを楽しむ社交の場に。(by Cheeky)
『アベンジャーズ』Avengers(1998)
クラッシックなオープンカーにピクニックバスケットを積んで、郊外へのドライブの途中でお茶。助手席に座るピール博士は、運転するスティード氏の好みを聞きながらお茶を用意。(彼はミルクでなくレモンティーを所望)スパイ仕様の特別車なので、車に紅茶が仕込まれている。(by Cheeky)