B&Bの朝はイングリッシュブレックファストで始まる。 量がかなり多いので昼食は抜いても良いくらいだ。
この日も奥さん特製のボリュームたっぷりの朝食をとり、そのあとご主人がやってきてドライブ用に簡単な地図を書いて説明してくれた。話好きで楽しい人たちだ。
よくイギリス旅行記を読んでいると、日本人だと思ってすれ違いざまに侮蔑的な言葉を投げられたとか、意地悪されたという記事に時折ぶつかるが、幸い自分はそういう不愉快な思いを一度も体験していない。ひとりで旅行していたときも、駅の階段で自分で重いトランクを持ち上げたことはほとんどない。よいしょっと持ち上げようとしていると、たいてい親切な男性が手を貸してくれるのだ。そういうことは東京でも他の国でもなかったイギリス独特の現象だ。
ものすごい田舎に行くと、「わあっ東洋人だ…」という視線が集まることもあるが、特に悪意は感じられないのでもっぱら好奇心からなのだろう。そういう時は視線を合わせてニコッとやると、向こうもホッとしてニコッと笑い返してくれる。緊張しているのはお互い様か。 地方の人々は日本人と結構似たところがあってシャイなのだ。
この城はヘンリー8世の最後の妃、キャサリン・パーが王の死後にThomas seymour卿と再婚して住んでいたところだ。(B&Bのご主人に「キャサリン・パーってヘンリー8世の奥さんでただ一人殺されなかったヒトよね。」と言ったらウケていた) 広大な敷地に豪華な庭園やチャペルもあって、元王妃の住むにふさわしい豪華なお城だ。ここの庭園は手がかかっている。整然とした構成、トピアリー、自然に咲き乱れているように見せながら計算された色の配置…と見ていて飽きない。 |
Sudeley Castle & Garedens (As of July, 1996)
|
スタンウェイ・ハウスはなにかの映画の撮影にも使われたこともあるエリザベス一世時代のマナーハウス(領主の館)。
開館の時間(午後2時)まで間があったので、近くをドライブした。適当な木陰でランチしてから迷い羊を追いかけたりして遊ぶ。 内部は貴族の館だけに調度も豪華。何時も思うのだが、昔の人が使っていた寝台はどうしてあんなに小さいのだろう。背が高い人だったらはみ出してしまいそうだ。この屋敷は週に2日しか公開されていないので、ちょうど良い日に巡り合わせた。 |
駐車場にはこの館を見にきた人が乗ってきたと思われるモーガン(イギリスのクラッシックカー)がとまっていて、すごくかっこいい。 |
Stanway House (As of July, 1996)
|
Copyright (c)1997
Cheeky All Rights Reserved
当サイトに掲載されている情報・記事・画像など、全ての内容の無断転載を禁止します。
引用される際は、必ず出典として当サイト名とURLを明示してください。