19時開演、コヴェントガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスにて。
Stall席には比較的正装した、いかにもな紳士淑女が開演を待っている。私は舞台の観易さを考慮してStalls Circleの最前列を予約していた。

サイモン・キーンリーサイドは実に蕩けそうなほど魅惑的な、コミカルでセクシーなタイトルロールを演じた。「ここスペインでは既に1003人〜♪」の歌詞が思いっきり説得力のある色男で。あんな歌声で口説かれたら誰だってころっといってしまうだろう。2幕目のラストの方では上半身裸で炎に包まれた地獄落ちの場面もドラマティックだった(天井から鉄の指が降ってくる)。地獄でも懲りずに女性を口説いているのだろうと思わせる演出。

DVD化されるのか(?)けっこうTVカメラが何台も入っていた。この公演のポスターは売店で5ポンドで売られていた。

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