4日目

こんな部屋に泊まるのは女のコの夢!かもしれない。庭の美しい宿 カンボ・カントリーハウス&エステートCambo Country House & Estate

A917を北上し、今夜の宿Cambo Houseに15:20頃到着。スコットランド観光局のサイトで観光局の4つ星以上のB&Bに絞ってセント・アンドリュース周辺の宿を検索していたが値段の割に素敵なB&Bが無い…と煮詰まっていたところ(センド・アンドリュース近郊の宿は相場が高く、それほどlovelyでなくても90~110ポンド台はする)、スコットランド観光局ではなくセントアンドリュースのB&B協会のB&B一覧ページで見つけたのがこのお宿。 しかもGoogleの航空写真で見たら広大な敷地に建つ豪邸…なんとなく狐につままれた様な気分でメールをしてみたらB&B用の部屋が空いているというので予約してみた。予約確認メールの差出人の名に「Sir」と「Lady」が付いているのを見ていったいどんなところなんだろうと更に不思議な気分になっていた。
※後日調べたところスコットランド観光局のサイトにも4つ星B&Bとして掲載されていたことが分ったが、日付指定をして空室検索をしていたためかなぜかこの宿はヒットしなかった。

カンボハウスCambo House敷地内

広い敷地を通ってようやく屋敷を発見

航空写真の通り、広い広い敷地を通って木々の向こうにようやくお屋敷が見えてきた。この屋敷の歴史は14世紀にまで遡る。Erskine家の祖先がこの地を購入したのが1668年。現在の屋敷は19世紀に火災に遭って再建されたもの。品の良い老婦人たちや紳士たちが笑いさざめきながらお茶をしている中庭のカフェの方から入っていき、職員らしき女性がいたのでB&Bを予約してある旨を告げると部屋に案内してくれた。

我々が宿泊した部屋「クロックタワーハウス」

ドアを開けた瞬間、そのlovelyさに心が躍った。広々とした部屋にアンティークの衣装ダンスやテーブル。大きく立派なベッド、暖炉。「クロックタワーハウス」という名前の通り、時計塔のある棟にある部屋で、奥にあるドアを開けると大きな時計の振り子が動いているのが見える。
バスルームには猫足のついたバスタブ、そしてここにも暖炉や椅子、カーテンがあって心地よい雰囲気にしつらえられている。バスタブの他にシャワーブースも。アメニティセットも可愛らしい色でハーブの香りのする自然派製品。ワッフル地のバスローブもある。キャンドルも用意されているので夜お風呂に入る時につけてみた。バスルームは廊下を挟んだ部屋にあるがこのバスルームは我々の部屋専用のもの。最上階なので他の人が来る心配はない。

アンティークなテーブルの上にはウェルカムフルーツとSir Peter and Lady Erskine 夫妻によるウェルカムメッセージの封筒。そしてティーセットとお茶菓子。トワイニングの紅茶やハーブティーが用意されていた。

こんな部屋に泊まるのは女のコの夢!かもしれない。いや、もう"女のコ"って歳ではないが、とにかく乙女ゴコロをくすぐられるシチュエーションだったのだ。ロンドンの洗練された5つ星ホテルに泊まるのとはまた別の種類のときめきが。まるで貴族のお友達の家に遊びに来たような感じ。

広いと思ったら敷地は1,200エーカー(=486万平方メートル、東京ドーム103個分以上)、すぐ近くにゴルフコース(Kingsbarns Golf Links)もある。案内をしてくれた女性は森の中から海岸まで歩いて行けると教えてくれた(ガーデンで海まで歩いてきたという人たちに会った)。

1階のカフェの近くにギフトショップがあり、店内の様子はクロックタワーに上る階段からもよく見える。品揃えは大変センスが良く、植物柄好きな方なら物欲に火が付くこと必定。キッチン用品、インテリア小物、文具、食器…Cambo Estateはスノードロップの保護・栽培に力を入れているため、特にスノードロップ柄の商品が豊富。私はここのオリジナルのスノードロップ柄ティータオル等を買った。壁にはスノードロップの意匠のキルトも飾られている。

我々が泊まった部屋は朝食付き116ポンド(2人で)
宿泊形態としてはB&Bの他に、セルフ・ケータリング用の部屋もある。また、結婚披露パーティーの会場としても使えるらしい。
Cambo House, Kingsbarns, St.Andrews, Fife, KY16 8QD, UK
https://www.camboestate.com/ACCOMMODATION/

アンティーク家具ばかり

猫足のバスタブ

シャワーブース

カフェの近くにあるギフトショップ

地元の作家による作品らしい。ショップでも販売されていた

この棟に宿泊した

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