Cahersiveenの朝

ジュース、シリアル、パン三種、ベーコン、ソーセージ、卵。 宿代:ひとり22ユーロ

「半島の先のリング・オブ・スケリッグという周遊路が綺麗だからぜひ周ってみて!」 朝食の席で宿の奥さんに地図をもらったので、予定を変更し午前中はそのコースをまわることにする。 世界遺産のスケリッグ・マイケルが見渡せるそうだ。 Kerry地方の観光案内の小冊子ももらった。 いいレストランや観光名所など、詳しく載っていて重宝しそう。

ついでにずっと疑問だった(*)「Cahersiveen」の読み方を聞いてみた。「ああ、"カハーサイヴィーン"よ。」 そうだったのか!ちなみにゲール語の綴りは「Cathair Saidhbhin」。

*ガイドブックに「ガーシビーン」と書いてあったので、本当はどう読むのか謎だった。

 

Ring of Skellig

B&Bでもらった地図を片手に、Portmageeから橋を渡ってヴァレンシア島 (Valencia Island)に渡る。 南国めいた明るい日差しの中、海岸沿いの風光明媚な道路を走る。 時々砂浜に降りて貝殻を拾ってみたり。 ここの海岸は砂がしっかりして堅いので歩きやすい。 世界遺産に指定された岩山の島スケリッグ・マイケル(Skellig Michael)のゴツゴツした形が海上に浮かび上がる。 初期キリスト教会の遺跡が残っているそうだ。 天気がいいので、対岸のディングル半島までくっきりと見える。


Skellig Michael

突端から裏側に回ると、ものすごく細い道がある。 廃屋の脇を抜けると誰が飼っているのかわからないロバ、そしてぽっかりと大きな穴が空いたスレートの切出し現場(Slate Quarry)。 隣に立っているお地蔵さんのようなマリア像は作業の安全を祈ったものだろうか。 このようなマリア像はアイルランド各地で見受けられるもので、後日アイルランド人に写真を見せて聞いてみたら"Grotto"と呼ぶのだと教えてもらった。

「ゲールタクト(ゲール後を話す地域)」という看板が立っていて、旅情を誘う。

 

スモークト・サーモンに舌鼓

再びCahersiveenを通ってRing of Kerryに戻り、Glenbeighで給油し、そのスタンドでソフトクリームを買う(0.99 euro)Lough Caraghという湖が綺麗。

Killorglinを過ぎたあたりで、大きな「スモークト・サーモンあります」の看板を見つけて急停車。 そろそろ軽めのランチにしよう。

ギネス、ハーフパイント(2.00 euro)

スモークト・サーモン・サラダ
看板にあるとおり自家製だそうだ。 レストランと同じ敷地にこの店の特製スモークト・サーモンを置いている売店が。

チキン・ブレスト・ファルシー
鶏胸肉にハムやハーブを詰めて焼いた料理でこの辺りの定番。付合せに野菜のソテーがたっぷり。

デザート:Baileys Cheese Cake
アイリッシュ・クリーム「ベイリーズ」(アイリッシュ・ウィスキーにクリームを入れたお酒)のコクのある風味いっぱいのレア・チーズ・ケーキ。 生地にもベイリーズが染み込ませてある。

とろりと甘いスモークト・サーモンはもちろんのこと、チキン・ブレスト・ファルシーもデザートも大満足。 駐車場が満杯の流行っていそうな店、ビジネスマンがランチを食べに来るような店にハズレなし。 近在のビジネスマンと思われるスーツを着たおじさんたちが、その日の主な客層。

同じ敷地内にクラフトショップもあり、Ulster Weavers社のティータオルの種類も多い。 つい物欲が爆発しそうに・・・

ここでもらったパンフレットに書いてあったのだが、この辺りでは「King Puck」というヤギに冠をかぶせるお祭りで有名らしい。

The Fishery, The Bridge, Killorglin


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