ダブリン(アイルランド)からマンチェスターへ

ダブリン空港発のRyanairはほぼ定刻通り11:00にマンチェスター空港に到着した。 アイルランド-イギリス間にはパスポート・コントロールがないと聞いていたが、実際に何の審査もなしにそのままゲートを通過してしまったのには驚く。 4ヶ国を周ってきたというのに,パスポートに押された入国スタンプは、アイルランドひとつのみ。しかも日付が間違っている・・・。アイルランドらしいといえばアイルランドらしいのだが。

マンチェスター空港から市内(Manchester Piccadilly Station)へは鉄道で移動する。 City Centre行きのバスはあるかと尋ねたら「"ブス"じゃなくてtrainがあるよ」とのお返事。 "ブス(=bus)"だって、"ブス"だって。 典型的マンチェ弁に感涙。 駅員さん、サンキューベリモッチ
空港にAMEXのトラベラーズ・チェック(T/C)を手数料無料で現金化できる両替所がなかったので、T/Cで鉄道の切符を買っておつりの現金を手にする。 T/Cの使い勝手はやはり今回周ってきた国の中でイギリスが一番良い。 空港の案内所でマンチェスター近郊の詳細地図や観光地のリーフレットを入手。

Strangeways, Here we come♪マンチェスターの印象は、赤いレンガ造りの建物が多いということ。 車窓から見えた落書きだらけのすさんだ住宅地では、軒並み"ガーデニング"などという言葉とは縁遠く、裏庭には廃材やゴミが山積みになっていたり。 しかし駅から出てみると、このところの好景気のためか街には活気があり、人々の表情も晴々としている。 これまでよく語られてきた"失業した若者たちのフラストレーションが渦巻くマンチェ"というイメージとは程遠い。 私たちの世代は"マンチェ"と聞くと"ハシエンダ"という単語を連想してしまうのだけど。 きっと昔はあの車窓から見たような雰囲気が街全体を覆っていたのかもしれない。 しかし道行く人のマンチェスター弁にいちいち興奮してどうする、自分!

Manchester(マンチェスター)
イングランド中部に位置するイギリス第三の産業都市・・・というより近頃はマンチェスター・ユナイテッドの本拠というイメージか?
www.manchester.gov.uk
www.manchesteronline.co.uk
マンチェスター空港
 
Ryanair
大手格安航空会社。 ヨーロッパ各国への便数豊富。・・・しかしeasyjetに比べるとリコンファームがあるのが面倒だった。この時ダブリンからマンチェスターまでひとり片道24ユーロ(税・手数料込み)。
www.ryanair.com

 

レンタカーを借りる

レンタカーを予約してあったeasycar.comの事務所は、マンチェスター・ピカデリー駅から歩いてそう遠くない場所にあり助かった。 立体駐車場の5F(=日本でいう6階)の一部にあり、プリントアウトしておいた書類を出すと愛想の良いおにいちゃんがすぐ手続きにかかってくれた。

車はシルバー・カラーのマニュアルちびメルセデス(いわゆる小ベンツ、A-Class 160 Elegance)で、走行距離もまだ1400マイル台というぴかぴかの新車。 内装が新しいので気持ちが良く、ギアチェンジもスムーズ。 ただ後部座席に背の高いヘッドレストが三つ付いているのが視界の邪魔で、後で外してしまった。 車体に大きく社名が貼ってあるのが少し恥ずかしいけれどっ。

ぐるぐると駐車場を降りて環状線に出てから、いざピーク・ディストリクトへ出発。

easycar.com
一日の走行距離75マイルまで料金に含まれているが、それを越すと追加料金。 今回、のべ4日利用して、税・保険料込みで44ポンド。マニュアル車が苦にならない方には強くお勧め。イージージェットの子会社。
www.easycar.com

 

ハイ・ピーク地方

シェフィールドに向かってA57道路を東へ。 近郊の町Glossopから、急に景色が開けてくる。 このあたりはヘザー(ヒース)が生い茂るムーア(荒野)になっていて、所々で早咲きのヘザーが可愛らしいピンク色の花をつけており、その合間に羊が顔を出している。 ダーウェント渓谷(Derwent Dale)や川など見所も多い地域。 "Surprise View"と呼ばれるポイントも。 ちょうどうまい具合に絶景ポイントで車を止められる場所がなくて残念。

City Centre(市中心部)に入る前に、シェフィールド大学周辺に寄り道。 学生が多いためか近くには気軽な食堂がたくさんある。


シェフィールド市街が見えてきた


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