![]() 凝った細工のエキシビションナイフ |
![]() 銀製品の町、面目躍如 |
イングランド第三の工業都市として知られるシェフィールドは、鉄鋼業のほか銀製品と刃物の街としても名高い。 熱心なナイフのコレクターである相方は、ぜひクリスタル・パレスで行われたロンドン万国博覧会(1851年)に出品されたような本格エキシビション・ナイフをこの目で見たいと前々から言っていた。 シェフィールドの技術の粋を集めた往時の製品は、皮肉にも大半がアメリカをはじめとする海外に流出してしまい、シェフィールドやロンドンのアンティーク・マーケットを覗いてもほとんどお目にかかれない。 しかしミレニアムを記念して設立されたシェフィールド・ミレニアム・ギャラリーでは、ナイフと銀食器の本場としての威厳を湛えた素晴らしい展示物に触れることができた。
Arundel Gate, Sheffield(入場無料) |
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トラムが走るCity Centreは思ったよりこじんまりとしている。 ツーリスト・インフォメーションで観光案内をもらい,売店をチェック。 街の案内や、シェフィールド名物ソース"ヘンダーソンズ・レリッシュ"を使ったレシピ本"Recipes to Relish"、地元フットボール・チームSheffield Unitedの写真集もあり。
シェフィールドで撮影された映画といえば、不況だの炭鉱だの鉄鋼業だの・・・をテーマにした作品多数。 『フル・モンティ』The Full Monty (1997) |
駅の脇を抜けて大きなラウンドアバウトを回り、郊外へ。 シェフィールドといえば「不況・失業でフル・モンティ」なのだが、この映画に出てくるスーパー・マーケットASDAにぜひ行ってみたかったのだ。 ビデオ売り場や洋服売り場が写っていたということは、きっと大型店に違いないから売り場ウォッチングも面白いだろうし。 行けども行けども目的の道路が現れないので焦り始めた頃、ようやく看板が目の前に。
予想通り、食品だけでなくCDからバーベキューセットまで何でも取り揃えているような巨大スーパーだった。 入り口にはセルフ・サービスのカフェまである。 品揃えの豊富さは眩暈がするほどで、なかでも「スマート・プライス」と銘打ったプライベート・ブランドのシリーズは激安。
ここでシェフィールド周辺地域限定発売(?)のウスター・ソースHenderson's Relishも無事入手。 ワールド・カップ記念の限定仕様ものもたくさん並んでいる。
再びCity Centreに戻り、環状線からA621 Bramall Laneを南下し、街の名物シェフィールド・ユナイテッドのスタジアムを見に行く。 もう夕方になっていたので、グッズ売り場が覗けなかったのは残念だったが、脇の方から見えた赤い客席には白地で「Blade」(シェフィールド・ユナイテッドの愛称)の文字が大きく記されている。
俳優のショーン・ビーンはこのチームの熱心なサポーターで、役員にも名を連ねており、映画『ドリームゴール』 When Saturday Comes (1996) では自らこのチームの選手役を演じている。 ちなみに彼は先述のHenderson's Relishが大好きで、フィッシュ&チップスにはいつもこれをかけているとか。CMにも出演している。
- Sheffield United FC
- Bramall Lane, Sheffield, S2 4SU
www.sufc.co.uk
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