B+Bで朝からおなかいっぱい

この日の朝食はかつてないほどのBig Breakfastだった。目玉焼き二個、ベーコン二枚、ソーセージ、焼きトマト、マッシュルーム、揚げトーストに加えて、普通のトースト、オレンジジュース、シリアル、紅茶。

この日の客は私たちだけだったので、いろいろと世話を焼いてくれた。 「トーストのおかわりは?」という質問に、いつものように「いいえ、もう充分いただきました」と答えたのだが、なぜかさらにもう4枚トーストを追加で持ってきた(涙) きっと以前ここに泊まった人たちに「日本人は遠慮がちな民族ですから、足りなくても礼儀で"もう結構です"と言うものなんですよ」とでも教えられたのだろうか。 せっかく焼いてくれたものを残すのも申し訳ないので、頑張って食べた。げぷ。 きっとまた日本人が来ても「いらないと言ってもきっと喜んで食べてくれるわ。この前の人たちもそうだったし」と、てんこもりのトーストをにこにこ顔で運んでくるのだろう・・・。話し好きで始終鼻歌をふんふんやっている終始ご機嫌な奥さんだった。本棚にはジェイミー・オリヴァーくんのレシピブックが。

注:ジェイミー・オリヴァー(Jamie Oliver)・・・料理番組「The Naked Chef」で大ブレイクした若手カリスマシェフ。 ブレア首相に料理を作ったこともあるらしい。 「The Naked Chef」は日本でもテレビ東京やCSで「裸のシェフ」というタイトルで放映され、ブームを巻き起こした。 彼のレシピ本は出すそばから大ベストセラー。邦訳本もある。>>Jamie Oliverの著書一覧

 

マトロック・アンティーク・センター

空気があまりに乾燥していたためか、この頃になると手の荒れがひどくて耐えられなくなってきたので、Bootsでハンドクリームを手に入れた。 日本にポストカードを送る切手を求めに郵便局に寄ると、ちょうどジュビリー記念コイン(エリザベス二世即位50周年)があったので、それも記念に買う。

この町にあったアンティーク・センターはたいそう楽しかった。複数のアンティーク・ショップの共同出店モールなので、こちらから呼ぶまで店員も寄ってこないためか、客の方も遠慮なく気軽に商品を触りまくってのんびり品定めしている。 特にこの日はワールドカップのイングランド-デンマーク戦。 店員たちもティーマグ片手にTVでフットボール観戦。 マホガニーやオークの家具などの大物から、陶器、銀器、クリスタル、ジュエリー、リネン(麻)、レース、古書、テディベア、そしてキッチン用品やジュビリーもの、ゴーリー(黒人の人形)、ギネス(アイルランドの黒ビール)などのコレクタブルズまでありとあらゆる品物が並んでいる。 買ったものは近くのスーパーSomerfieldの袋に入れてくれたが、中に果物か何かの汁がこぼれていたのか包みがべとべと・・・。 教訓:アンティーク店に行くときはスーパー袋を自分で持参するべし。

Matlock Antiques Collectables & Craft Centre
7 Dale Rd , Matlock Derbyshire DE4 3LT
Somerfield
www.somerfield.co.uk

 

Riber Castleとキンポウゲ

昨夜高台から見えた城は手持ちの道路地図で確認するとRiber Castleというらしい。 だいたい見当をつけて丘を上っていくと"Riber Hall"というカントリーホテルの看板が。 城に行く道はふさがれていて"Private"の表示が出ているので公開はしていないらしい。 裏の方にまわってみると、一面のButtercup(キンポウゲ)の向こうに綺麗なお城が見えた。

丘の上からマトロック市街に下ってゆく細道は、たいへん眺めがいい。 この近くにThe Heights-of-Abrahamという遊戯施設に登るケーブルカーがあるが、それもこの眺めを楽しむためのものだろう。 途中で何かのパレードに出くわす。 仮装した子どもたちが山車に乗って通り過ぎていった。 ふもとの境界ではちょうど結婚式をやっていて、初々しい花嫁さんとたてがみを結っておめかしした馬車がいた。


Riber Castle

子どもたちのパレード

 

Matlock BathからMasson Mill

A6道路を下っていくと、まもなく川沿いに楽しそうなカフェや店がたくさん並ぶ一角が現れた。 温泉が湧くためリゾート地として親しまれてきたMatlock Bathだ。 Mining Museum(炭鉱博物館)もあるということは、古くは石炭も産出していたのか。

目立つレンガ造りの建物があったので車を止めてみたら、そこはMasson Mills Shopping Villageというアウトレット・モールだった。 名前の通り昔は"Mill"だった建物を利用したショッピング・センターで、Edinburgh Woolen Millや、Woods of Windsorなどの雑貨、DKNYやキャサリン・ハムネットなどの服飾まで。

Belper、Ashbourneときて、A道路経由でナショナル・トラストのマナーハウスSudbury Hallへ。

 


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