ブルターニュ風ガレット(そば粉のクレープ)

昼時になったので最後の目標を実行することにした。 それはガレット(そば粉の甘くないクレープ)を食べること。 モンパルナス駅はブルターニュ地方に向かう列車の始発駅であるため、この地域にはブルターニュ料理を出す店が多いという。 私たちが食べたメニューは以下の通り:

ツナ、アスパラ、インゲン、各種野菜が入った巨大なサラダ
「Complete」というハム、チーズ、卵が入ったガレット
トマト、たまねぎ、卵が入ったガレット
そしてシードル(りんご酒。これもブルターニュ地方の名産)

甘いクレープは小麦粉で、食事としていただく甘くないクレープ=ガレットはそば粉で作るそうだ。 これまたブルターニュ地方名産のシードルをあわせて、皿からはみ出そうな香ばしい一枚をいただく。

 

最後に観光、パリ北駅へ

出発時間までまだ時間があるので、バスで市中心部に出てランドマークを見て回ることにする。 エッフェル塔の脇を通って凱旋門前へ。 凱旋門前は記念写真スポットとなっているので、すっかり中国人団体に占領されていた。 前にパリに来た時はラ・デファンス地区に泊まったので、メトロを乗り換えるのにいつもこの凱旋門前で降りていた。 周りが何重ものラウンドアバウト状態(ロータリー)になっていて、運転に慣れていないと混乱しそうだ。

グラン・パレ、プチ・パレの間を通って、セーヌにかかる最も美しい端のひとつと言われるアレクサンドル三世橋へ。 正面にナポレオンが眠る堂々たるアンヴァリッド。 このあたりの金色づかいがフランス的だ。

モンパルナス駅に戻って、ネットで予約しておいたブルージュ行きタリスのチケット(高速電車)を受け取る。 パリ-ブラッセル間のタリスは一日25往復と数が多いが、パリ-ブリュージュ間は一日一本のみなので、念のために予約しておいた。 番号を伝えてカードを出せば即発券、便利なものだ。

駅前のスーパーINNOで再び買い物。 ブリュージュに着くのが夜遅くなるので、列車内でつまむものを準備しなくては。 お惣菜コーナーでTaboule Oriental(クスクス)のパック(2.41)、スモークトサーモン(4.49)、ジュースDANAO(1.47)、ムース・オ・ショコラ(チョコレートムース, 2.25)、チーズ。

ホテルで荷物を受け取って、メトロ一本でパリ北駅(Gare du Nord)へ。 少し早めに着いたので、ベンチに座って時間をつぶす。 タリスは流線型の赤いデザインが洒落ていて素敵。

タリスはほぼ満席。 フランス領内はスピードも速く、いつまでも代わり映えしないだだっぴろい牧草地のような景色ばかりでつまらなかったが(わざと市街地や畑から離して線路を作っているのだろうか)、ベルギー領内に入ると急に速度も落ちて時々人家も見えるようになる。 建ぺい率100%というノリの、家々が互いの壁をぴったりくっつけるかたちで建てられているのが面白い。

隣のブロックにいた4人組がずっと盛り上がっていてうるさかったが、ブラッセル南駅(Bruxells-Midi)で停車した時にほとんどの乗客が降りてしまって、静かになる。 ポワラーヌのパンとINNOで買ったおかずを出して夕食にする。 スモークトサーモンはナイフで切り分け、タブーレ、チーズとおかずも充分。 デザートもあるし。

タリス: パリからブリュッセル、ゲント(ヘント)経由で2時間30分。現在1日に1便運行。


<<<Back 旅行記TOP Next>>>

Copyright (c)2002 Cheeky All Rights Reserved
当サイトに掲載されている情報・記事・画像など、全ての内容の無断転載を禁止します。
引用される際は、必ず出典として当サイト名とURLを明示してください。