B+Bの朝

昨日に負けず劣らずBig BreakfastだったBuxtonの朝。 普通のメニューに加えて巨大ブラック・プディングと、ダービーシャー・オートケーキが二枚。

今日はライム・パークに行くつもりだと奥さんに言うと、「まぁ、あなたもジェーン・オースティンがお好きなのね!」と即座に反応が。 やはりイギリスではライム・パークを語る際に、ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』は欠かせないらしい。

デンマーク戦が終わった昨夜から「ブラジル、待ってろよ!」的な話題がTVで流れるようになったので、念のためにイングランドの次の対戦相手を尋ねてみると「次は金曜日、ブラジル戦よ」とのこと。 その後もTVではブラジルのことばかり取り上げていたので気が付かなかったのだが、正確には次の相手は「ブラジル×ベルギー戦の勝者」だったらしい。 しかしメディアも含めてほとんどの人が「ブラジルがベルギーに負けるわけがない」と信じていたようだった。 実際にそうなったのだが。

 

バクストン(Buxton)名物ミネラル・ウォーター

ミネラル・ウォーターのブランド名になっているので、バクストンという響きには以前よりなじみがあった。 そう、バクストンは上質のミネラル・ウォーターや温泉が湧くことで知られる古代ローマ時代からのリゾート地なのだ。 スコットランドの女王メアリーもこの温泉を愛したとか。 古くからの社交場として発展した町らしくアールヌーヴォー調の華麗な装飾で彩られたオペラハウスがあり、美しい曲線美を誇るクレセントと呼ばれる建物が中心にある。


クレセント

オペラ・ハウス

ツーリスト・インフォメーションもこのクレセントの一部にあり、よく冷えたバクストン・ウォーターも売られている。スパークリング/スティル(炭酸なし)の他、オレンジやレモンの風味をつけたものも。 甘味は加えられていないので、暑い日に飲むと爽やか。

クレセントの向かいにこの名物の水がこんこんと湧き出している場所があり、大きなペットボトルやタンクをいくつも抱えた人々が美味しい水を求めてやってくる。 私もちょうど手持ちのミネラル・ウォーターがなくなったので、空のペットボトルに名水を汲んで味見。 硬度も程よく気持ちがいい。

Buxton
www.visitbuxton.co.uk
www.buxtononline.net
 
 
バクストン・オペラ・ハウス
www.buxton-opera.co.uk
 
St. Anne's Well
インフォメーション・センターの向かいにある。
 
Buxton water
バクストンの名水は「Buxton water」として販売されている。
www.buxtonwater.co.uk

 

バクストン・アンティーク・フェアーは大盛況

オペラ・ハウス横のパヴィリオン・ガーデンズという建物で催されていたアンティーク・フェアには、近隣の村々からもたくさんのアンティーク・ファンが詰め掛けて大盛況だった。 銀器、家具、ジュエリー、陶器など、みな熱心に品定めしている。 地方フェアの気安さからか、銀器に限って言えば数百ポンドもするようなティーポットなどはなく、シルバープレイテッドのカトラリー類が充実していた。Silver Plated(銀めっき)、といってもヴィクトリアンものはめっき層が厚く装飾も凝った華麗なものが多い。
The Pavilion Gardens
1871年にEdward Milner(クリスタル・パレスをデザインしたSir Joseph Paxtonの弟子)によってデザインされる。 Wye川沿いに広がるヴィクトリア朝の風景式庭園、コンサバトリー(温室)、コンサートホール、カフェテリア、プールなどの複合施設。 

 


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