サドラーズ・ウェルズでの舞台が終わった後、徒歩圏内にあるパブに夕食を食べに行った。 デューク・オブ・ケンブリッジはイズリントンの住宅地にあるパブで、近くに行くと人々の談笑する声が響いてくるので場所がすぐ分かった(ずいぶん近所迷惑な話だが)。 ここはイギリス初の完全オーガニックパブとして知られる超・有名店で、ロンドンのガストロパブの中では極めて評価が高い。しかしあくまで「ロンドンの」という注釈が必要だということは料理が出てきて分かった。ビーフは火を入れ過ぎで芯まで固くなってしまっている。「ロースト」ではなく「煮えている」と言っても良いレベルだ。キュイソン(火入れ)に関しては四谷の北島亭の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたい。やはり一般にイギリス人に火入れの何たるかを期待してはいけない。 オーガニック・ローストビーフ 17.25ポンド The Duke Of Cambridge 参考:ガストロパブとはこうあるべし!と私が思ったヨークシャーのパブ |
超ウェルダンなオーガニック・ローストビーフ |