雄大なウィックロウ山脈を借景にした、アイルランドで最も美しい庭園のひとつといわれているパワーズコート。 同じ敷地内に広大なゴルフコースもある。 屋敷内を抜けて庭園に出るが、屋敷内は非公開となっていた(別料金で一部エキシビションとして公開)。 |
「Powerscourt」という名は、12世紀末にここに城を構えていたPoer(Power)家の名からとられており、18世紀半ばにRichard Wingfieldの手により現在のようなかたちのマナーハウスになったそうだ。 ちょうど初夏とあって、ピンク色のシャクナゲやフクシア(フューシャ)が花盛り。 建物を背に左から廻ると木立の中に塔があり、昇ってみると庭園が一望できる。 イタリア式庭園、日本庭園とテーマを持った小庭園が配されているが、日本庭園は赤い太鼓橋があったりと少しトンチンカンだったが(日本の英国式庭園もイギリス人から見たら珍妙に移るかもしれない?)、植物の取り合わせが綺麗なのでまあ良しとしよう。 苔やモミジまで。 Pet Cemetery(ホラー映画のタイトルみたい)、Walled Gardenも。
屋敷側から庭園をのぞむ |
アヤシゲな日本庭園 |
ここの売店はかなり気合が入っていて、普通の土産物以外に焼きたてのパンやスコーン、セーターなどのアパレル関係、キッチン周りの小物、陶器など品揃え豊富。 アルスター・ウェイバリー社のティータオルやAVOCAの製品も大量に置いてあったし。
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Powerscourtから景色のいい道をGlencree経由でSally Gapを目指す。 手持ちの道路地図に"View Point"マークが付いている通り、このウィックロウ山脈を抜ける道はヘザーが生い茂ったムーアとなっているたいへん変化に富む面白い道だった。
Lough Tayという湖の近くは特に絶景で、湖の周りに広がる牧草地には赤鹿の群れを発見。 Roundwood、Laraghを経てグレンダロッホへ。
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グレンダロッホ周辺は家族向けピクニック・エリアと化していて、駐車場はピクニック・バスケットや釣竿(見たところ全然釣れていない)を持った親子連れでいっぱい。 犬を連れてきて湖の中に投げた棒を何度も何度も取りに行かせている人もいた。 ラジコンの船を操っている子供を見ながら、先刻パワーズコートで買ってきたスコーンを食べる。 ここにはLower Lake, Upper Lakeという二つの湖があり、休日にダブリンから遊びに来るのにちょうどいいくらいの距離。 ホテルやB&Bも林立している。 著名なグレンダロッホの(聖ケヴィンの)初期キリスト教会の遺跡、ラウンドタワーも見える。
R756を通ってWicklow Gapへ。 ここもまた見晴らしが良いView Point。 しかし残念ながらカメラが調子悪くなって、このグレンダロッホからウィックロウ・ギャップまでのフィルムがだめになってしまった・・・。
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