ロケ地別作品INDEX: ロンドン南部


newAlbert Bridge・・・Battersea・・・Lambeth・・・Waterloo Bridge/National Film Theatre・・・グローブ座・・・グリニッジ


Lambeth (SE1)
『小さな恋のメロディ』Melody(1971)
◆『小さな恋のメロディ』

ロンドンで「小さな恋のメロディ」が撮影されたロケ地をいくつか見てきました。
あまりにも有名な、バックに"Melody Fair"がながれる中、メロディが金魚とたわむれるシーンに使われた石の水槽は、Lambeth RoadKennington Roadと交わるところに今でも残っています。地下鉄のLambeth North駅の近くです。"DAYS INN"というホテルが前に建っています。しかし水槽自体は残っているものの、現在は中に水はなく空っぽで、金魚をはなして遊ぶことはできません(笑)。

映画の中で、メロディが金魚と遊んだあと、父親に会いに行くパブは、Kennington RoadBishop's Terraceのかどにある"The Ship"です。上記の石の水槽から歩いて5分ぐらいです。パブ自体は残っていますが、外装、内装ともに撮影当時とはだいぶ変わっています。しかし、このパブと隣の家をしきる壁は、映画の冒頭でオーンショー(ジャック・ワイルド)がダニエル(マーク・レスター)と別れた後、乗り越えていったものですが、こちらはほぼ当時のままです。

(RSさん・2001/1/20

◆『小さな恋のメロディ』

RSさんの投稿のおかげで行くことができました。水槽も、The Shipsも、壁も見ることもできました。最初、Lambeth Roadがわからず、Lambeth Palace の方まで行ってしまったのですが、同じ場所かどうかわからないけど、最初にB.B.の行進や、メロディのアパートを思わせるような場所があり、雰囲気を味わえました。

(wenyueさん・2002/1/14)

 
アルバート橋(Albert Bridge
『スライディング・ドア』Sliding Doors(1998)
『マーサ・ミーツ・ボーイズ』Martha, Meet Frank, Daniel and Laurence (1998)
◆『スライディング・ドア』

グウィネス演ずる、ヘレンが何かあるとよくたたずんでいたのが、この橋です。昨年(98年)11月、映画が公開されているのを観てから、ロンドン旅行に行き、訪れました。橋の真ん中に立ち、川を眺めれば、もう気分はグウィネス。

場所は地下鉄の「Sloane square」で降りて、Kings roadを西に歩いて行き、OAKLEY ST.に入るために左に曲がります。そこを真っ直ぐ行くとたどり着きます。大体の地図に載っているので、地図を見ていただいたほうがわかりやすいかもしれません。本当に綺麗な橋だし、テムズ川を挟んで反対側にBattersea Parkがあるので、景色もいいです。橋を見てからBattersea Parkを眺めながら、テムズ川沿いを歩くのもとても気持ちいいです。

ただ、地下鉄の駅から結構距離があるので時間があるときに、買物がてら(キングスロードはショッピングも楽しめます。)、歩きやすい靴でどうぞ。私は足が痛くなり、途中からダブルデッカーに頼らざるを得なくなりました…

(Hittyさん・1999/11/13)

◆『スライディング・ドア』・・・バターシー、アルバートブリッジ近辺

ロンドンの南西部、チェルシー地区にほど近いテムズにかかるアルバートブリッジは、グゥイネス・パルトロー主演の映画、スライディング・ドアの始めに出てくる王子さま橋。以前は白とピンクと淡いブルーでしたが、今は白と赤に塗られています。テムズにかかる数ある橋の中でも、ファンタジーな印象のかわいい橋です。橋を渡った、バターシー公園も、ちいさな庭のあるすてきな公園です。

(えみこさん・2000/12/19)

◆『スライディング・ドア』

ヘレンの曾祖父が建てた橋、アルバート・ブリッジに行ってきました。
映画の冒頭のシーンは、南側のバターシー・パークの川辺から チェイニー・ウォークのほうに向かって橋を撮ったものです。

川辺に降りる階段もあったので、行ってみたかったのですが、1.4mぐらいの高い柵を乗り越えることができず挫折(笑)。次こそは、折畳式の梯子を持って行きます!
ジェリーの浮気現場に出くわした後、ヘレンが泣いていたのは 橋の西側の歩道です。もちろん、私も ヘレンのように 川面を見つめました。

その後、もう一度 ジェイムズとヘレンが 橋の上にくるシーンがありますが、このシーンが面白いです。
ジェイムズが ヘレンに呼びかけるのですが、なんと 二人とも チェイニー・ウォーク側にいるのです。ジェイムズが 呼びかけるショットのあと、ヘレンのショットに変わりますが、同じ背景… 同じ小屋や同じ建物が見えます。
このシーンは、ドキドキしながら 見るシーンなのですが、帰国後 見直してみると、あまりにも奇妙なので 吹きだしてしまいました(笑)。
その後 このシーンを 4,5回 見て、ようやく収まり、二人の恋の行方を案じながら見れるようになりました♪

デヤタンさん2003/4/1)new

 
Battersea
『マーサ・ミーツ・ボーイズ』Martha, Meet Frank, Daniel and Laurence (1998)・・・Battersea Park
『ロック、ストック&ツー・スモーキング・バレルズ』Lock, Stock and Two Smoking Barrels (1998) ・・・Battersea Bridge
『スライディング・ドア』Sliding Doors(1998) ・・・Albert Bridge
『リチャード三世』Richard III(1995)・・・Battersea Power Station
『アルフィー』 Alfie (1966) ・・・St Mary's Church
◆『Richard III

Thames河の南岸、ちょうどAlbert BridgeChelsea Bridgeの間にBattersea Parkがあります。「マーサ・ミーツ・ボーイズ」ではAlbert Bridgeを背景にここを散歩をしているシーンが出てきます。

そして、この公園の隣にBattersea Power Station(火力発電所)があります。これは林望さんの「林望のイギリス観察辞典」(平凡社)の表紙になっています。今は使われていないので、もうすっかり取り壊されていると思っていた私なのですが、London滞在中に、ある日乗ったバスから突然このPower Stationが見えてきた時は感動しました。20世紀初頭に建てられた、4本の白い煙突と煉瓦つくりの建物。このユニークでへんてこりんな建物を眺めによくThames河を散歩したものです。今は中がガランドウになっていますが、コンサートとかにも使用されているようです。映画”Richard III”の最後の戦闘シーンの撮影もここでされています。

(Eikoさん・2000/7/30

 
Waterloo BridgeNational Film Theatre
『フォー・ウェディング』Four weddings and a funeral(1994)
『哀愁』Waterloo Bridge(1940)
Four Weddings and a Fureral

Thamesの南岸South bankにあるRoyal Festival HallNational Theatreの間にあるNational Film Theatre。ここは、映画”Four Weddings and a Fureral"でCharlesが弟のDavidとの待ち合わせをした場所。CharlesCarrieのウェディングドレス選びに付き合ったり、カフェでお喋りをしていて、待ち合わせに時間にかなり遅れ、Davidに「もう兄弟じゃない」なんて言われるのです。この後、Carrieの後を追って、CharlesThamesの河岸で愛の告白をするのですが、背景に見える橋がWaterloo Bridge。古い映画ですが「哀愁」の原題がこの橋です。

Londonには私の好きな風景がたくさんあるのですが、Waterloo Bridgeからの眺めもその一つ。一方はBig Ben(今は大きな観覧車ができたようですが)、反対側は、St.Paulを中心としたCityと、壮観な景色です。足下にはThamesが流れ、長い時間を積み重ねてきたLondonの歴史と、そして、永遠を感じさせてくれる場所です。私のLondonへの旅はいつも、Waterloo Bridgeからの夕陽に始まり、Londonを発つ前のWaterloo Bridgeからの夜景で終わるのです。 

(Eikoさん・2000/3/19

 
Shakespeare's Globe Theatre
『リチャードを探して』Looking for Richard (1996)
Looking for Richard

St.Paul CathedralからThames河を挟んで南岸にあるシェイクスピアのグローブ座。現在、この周辺Banksideが新しく開発されてきています。2000年を記念してSt.Paulから南岸に架けられたMillennium Bridgeはオープンして3日で不安定だとクローズされ、今は渡ることができません。その橋の正面が、Bankside Power Stationを改造して、これまた2000年にオープンしたTate Modernで、現代アートのギャラリーです。そしてその隣にあるのが、シェイクスピア時代をそのまま再現した劇場グローブ座です。
私は1999年の”Julius Caesar”を観にいき、すっかり気に入ってしまって、また次の週も観にいってしまいました。一番安いYard(中庭)で立見で3時間はかなりきつかったのですが、映画「恋におちたシェイクスピア」で見られるような、エリザベス朝の庶民になったような気分で、お芝居にのめりこんでいきました。
毎年、公演は5月から9月までですが、劇場の見学ツアーや売店、カフェ、レストランは一年中やっており、学校の遠足できた子供達や観光客で賑わっています。
映画「リチャードを探して」では、まだ建設中のグローブ座をアル・パチーノが訪れるシーンがあります。

(Eikoさん・2001/3/20

 
Greenwich, London
Greenwich, SE10
『カーテン・コール』Indian Summer(1997)
 
ミレニアム・ドーム(Greenwich, SE10
『ワールド・イズ・ノット・イナフ』The World Is Not Enough (1999)
 
Greenwich Maritime Museum, Greenwich, SE10
『妖精写真』Photographing Fairies (1997)
 
Royal Naval College, Greenwich SE10
『アベンジャーズ』Avengers(1998)
『いつか晴れた日に』Sense and sensibility(1995)
『英国万歳!』The Madness of King George(1994)
『鳩の翼』The Wings of the Dove (1997)
『フォー・ウェディング』Four weddings and a funeral(1994)
『パトリオット・ゲーム』Patriot Games (1992)
◆「フォトグラフィング・フェアリー」他

以前近くにステイしていたことがあるのですが、お気にいりの町です。公園と、落ち付いた町並と、そして英国海軍の歴史の香る町。特にテムズ沿いの王立海軍大学、グリニッジ公園に隣接した元海軍病院の建物だった海事博物館(展示が凄く充実!)とチャールズ二世妃ヘンリエッタ・マライアの別邸だったクイーンズ・ハウスのたたずまいはとても美しいです。緑の公園と丘に白い古典様式の建物が映えて、なんというか英国的な美。クイーンズ・ハウスと博物館は確か「いつか晴れた日に」で使用されていました。うろ覚えですが、「恋の闇 愛の光」には海軍大学のチャペル(自信なし)が使われていたような。あと、未公開作なんでアレですけど、「フォトグラフィング・フェアリー」で、海事博物館とクイーンズ・ハウスの間の柱廊がとても効果的に使われていました。トビー・スティーヴンス演じる主人公の青年が最後に*****シーンで、雪が降っていて、白い柱の間を静かに歩いて行くの。美しかったですー。
蛇足ですが、ここでは土日に大規模なマーケットが開かれます。お勧めです。ロンドンから船に乗っていくもよし、ドックランド・ライト・レイルウェイズで対岸まで来て、薄暗〜いトンネルでテムズの下を潜るもよし。

たけうちさん4/29