ロケ地別作品INDEX: イングランド北部


Cheshire:
Mersyside:リヴァプール・・・アンフィールドスタジアム(リバプール)
Greater Manchester:マンチェスター

Humberside:
South Yorkshire:シェフィールド
West Yorkshire:ハワース
North Yorkshire:ヨーク・・・Yorkshiredales国立公園・・・Hadrian's Wall・・・Goathland・・・スカーボロ・・・WhitbyPickering Station・・・その他のNorth Yorkshire

Cleveland:
Durham:Easington
Tyne and Wear:
Northumberland:newAlnwick城
Lancashire:
Cumbria:湖水地方
Isle of Mann:マン島

まだまだこんなところも>>ダーラム大聖堂、ホーリーアイランド、Warkworth城、Chillingham城、Aydon CastleRaby城、Alnwick城、East Riddlesden Hallなど


Mersyside

Liverpool,
『ケミカル51』The 51st State (2001)
『がんばれ、リアム』 Liam (2000)
『ジョージ・ベスト/伝説のドリブラー』Best (2000)
『追憶のアイルランド』 I Could Read the Sky (1999)
『エブリバディ・ラブズ・サンシャイン』Everybody Loves Sunshine (1999)
『極悪人 RESURRECTION MANResurrection Man (1998)
『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』 Hilary and Jackie (1998)
『アンダー・ザ・スキン』Under the Skin (1997)
『ランド・アンド・フリーダム〜大地と自由〜』Land and Freedom(1995)
『司祭』Priest (1994)
『父の祈りを』In the name of father (1993)
『バックビート』 Backbeat (1993)
『ヒア・マイ・ソング』Hear My Song (1991)
『ブロンドフィスト 炎のチャンプ』 Blonde Fist (1991)
『ブライダルシャワー』 Dancin' Thru the Dark (1990)
『愛と野望のナイル』 Mountains of the Moon (1990)
『旅する女 シャーリー・バレンタイン』Shirley Valentine (1989)
『遠い声、静かな暮し』 Distant Voices, Still Lives (1988)
『リヴァプールから手紙』Letter to Brezhnev (1985)
『チャンピオンズ』 Champions (1983)
『ラトルズ/四人もアイドル』The Rutles (1978)
◆『司祭』

「司祭」のリバプール。映画ではリバプールのどの地域が出てきたのか覚えてないのですが(再見しようにもBSで録画したビデオ、友人のところに行ったきり戻ってこないんです(TT))、リバプールといえば何といってもビートルズ。私と友人はMagical Mystery Tourに参加しました。バスはスウェーデン人、ドイツ人、アメリカ人、そして我々日本人と実に国際的でしたが、さすがに英国人は皆無。英国人はおそらくツァーなどに参加しないで個人で回るんでしょうね。

ポールやジョンの生家、ストロベリー・フィールズやペニー・レインに連れて行ってくれましたが、説明されてもヒアリングが不自由な私達にはそこがどこかという事くらいしかわからずもどかしい思いをしたものです。最後にThe Cavernのある Mathew Stに連れていってくれましたが、ビートルズが数百回演奏したというCAVERNはこじんまりと小さなクラブでした。今はディスコになっているようですが・・ CAVERNのあるMathew Stには、ビートルズ通りと言っても過言ではなく、ビートルズ・グッズの店が何件かあり、エリナ・リグビーの像もありました。

当時、私達は貧乏旅行だった為、YMCAに泊まりましたが、そこでリバプール大学で法律を勉強されているという学者さんと知り合い、ジョン・レノンが若い頃に通ったというパブに連れていってもらいました(パブの名前失念)。そこにいるおじさん達は元々アイリッシュが多いのか、どこか気取ったロンドンの人達と違って、荒っぽいのだけれども、素朴で親しみやすく私達日本人にも親切でした。そういえば、ウェールズのパブでもおじさんが親しげに話し掛けてきたっけ・・。ロンドンではこんなことなかったのに・・ やはりケルト人とアングロ・サクソンの民族性の違いでしょうか。

(erinさん・1999/5/29)

◆『司祭』

リヴァプールを訪れたのは、フットボールのリヴァプールFCが好きだったこともありますが、「司祭」にはまっていたことも理由の一つ。

グレッグとグレアムが偶然再会してしまう通りは、メトロポリタン・カテドラルの見え方からホープ・ストリートと推測して、行ってみたりしました。グレッグが裁判で有罪を認めたあと、新聞記者に付きまとわれながら歩いている場所は、駅のそばにあるウォーカー美術館や博物館のある建物の前のはず。

あとの場面で流れる「You'll never walk alone」はミュージカルナンバーですが、リヴァプールFCの有名な応援歌でもあります。

(Jumiさん・2000/3/14)

 
Anfield Stadium
『ケミカル51』The 51st State (2001)
◆『ケミカル51』 The 51st State (2001)

12月28日サウスサンプトン戦、1月1日チェルシー戦をアンフィールドスタジアムで観戦しました。 試合の内容はともかく、簡単なご案内を。

<アクセス>
アンフィールドスタジアムまで電車で行くことはできません。また、マージーレイルでおそらく一番近くの駅(Sandhill)(※1)からも、歩いていくことは不可能かと思われます。
一番わかりやすい方法は市内のバスセンターからバスで行くことです。バスセンターの1階、インフォメーションの係員に「Anfieldは?」と聞けば、「10番乗り場の16」と、バスの乗り場と路線番号を教えてくれます。(数字を二つ言われるので注意。)同じ1階にある乗り場には予定路線を示すモニターがあり、そこで確認が可能です。心配しなくとも試合の日にはマフラーやユニフォームを着た人がたくさんいます。路線番号は正確に覚えていません(変更になるかもしれません)が、少なくとも2路線はあったみたいです。そのうちの1本は運転手がバスを途中で止め、「アンフィールドスタジアム以外に行こうとするお客さんいますか?いなければ直行しますよ。」と路線を変更してくれました。
時間は20分、料金は£1程度です。私はマージーレイルのオフピークチケット(※2)を利用したためバスは無料でした。
バスはコップスタンドのある正面入口の道路に止まります。 試合終了後、人の流れに任せて歩いていると、とんでもない方向に行ってしまう可能性があります。必ずコップスタンド前の乗り場に戻るようにしてください。特に試合終了が夜の場合は、まわりの街角が暗いためどこに向かって歩いているのかわからなくなる可能性もあります。私は人の波に揉まれて30分以上歩いたあげく、結局もと来た道を逆戻りしました。私感ですが、日本のスタジアムや近くに駅があるスタジアムと違い、アンフィールドへは車で来ている人が多かったようです。バス車内はそんなに混みませんでした。タクシーもひろえますが帰路の道路は渋滞します。バスがお勧めです。

(※1)マージーレイルの「Sandhill」
この駅から「soccerbus」というのが出ているらしい(現地の人の話と駅の表示から)のですが、利用していないためわかりません。また、試合後に「Sandhill」行きの「soccerbus」は見かけませんでした。

(※2)マージーレイルのオフピークチケット
指定されたエリアの市内公共機関交通(電車とバス)が1日乗り放題となるチケット。£2.10。オフピークの名前の通り、平日の9:30以前だけが使用不可。休日、祝日、夕方の規制等はなく非常に便利でした。指定されたエリアにおけるマージーレイルの1区間料金は。£2.05(オフピークチケットとほとんど変わらない!)であったため、公共交通機関を利用される場合はお勧めです。使用する「日、月、年」をコインで削り、上からシールをかぶせる日本では見られないユニークな構造です。ちなみにマージーレイルでブリットレイルパス等は使えません。

<スタジアムツアー>
試合のない日にやっています。催行時間(年末だったせいか1日1回でした。)は日によって変わると言われましたので確認してください。予約方法は、スタジアムに電話するのが一般的ですが、市内のツーリストインフォメーションに聞いたら、「予約の電話かけてあげる。」と親切に対応してくれました。日本人の名前は難しい(&訛りの強い英語を電話で聞き取るのも難しい)のでインフォメーションの人にお任せするのも一考かもしれません。やはり人気があるみたいで予約で一杯の日もありました。確実なのはスタジアムで試合当日に翌日以降の予約をやるか、日程に余裕のない方は日本から予約して行かれた方が良いかもしれません。
予約電話番号:0151 260-6677 費用:£9 (スタジアムショップ横の入口が受付)

<スタジアムツアーの余談>
マンチェスターユナイッテド(オールドトラッフォード)のスタジアムツアーは30分に1度、催行していましたので、たまたま予約無しでも行けました。ツアーの内容はほぼ同類ですが、ユナイテッドは商売慣れしていて次々と「客をこなす」印象がありましたが、アンフィールドはジョークを交えたりなど「緩やか」に進行していき好感が持てました。(訛りは一番ひどかったけど)。ちなみにアンフィールドのロッカールームでは選手のユニフォームが飾ってあり雰囲気を出しています。オールドトラッフォードのロッカールームは写真のプレートが置いてあるだけで、しらけちゃいます。写真もアンフィールドは取り放題。「ミュージアムの中も写して良いよ。」と言われました。オールドトラッフォードではミュージアムはダメ、説明している時には写真不可など、色々と注文が付きました。

<選手の入り待ちなど>
試合開始2時間前頃に選手のバスが到着しました。入り待ちをしている人はたくさんいますが、選手がサインに応じることはありませんでした。スタジアムの選手用入口にバスが横付けになるため、ほんの「チラッ」としか見ることはできません。 スタジアムは試合前に一回りされることをお勧めします。ゲートによりモニュメントが違ったりするのを見るのも楽しいものです。試合後は人がわんさと出てくるため試合前がベター。

<スタジアムで>
チケットを見せると係員(Attendant)が席を指示してくれます。席でビールを飲むことはできませんが、スタジアムの中でバー(と言うより売店)があり、そこで飲めました。現地のサポータの真似をして「スタジアムに行く前に一杯引っかけて」なんて事を聞きますが、スタジアムのまわりのパブ、町の雰囲気は決して「気楽に」飲める雰囲気ではありません。僕の宿泊した宿の人も「あの辺はpoorでnot good」だと言っていました。スタジアムの中で飲む分には全く問題はありませんが、非常に混み合います。食べ物はホットドッグやミートパイを売っていました。キックオフの時間によってはサンドイッチか何かを買っていって食べる方が良いかもしれません。
スタジアムの係員(Attendant)は非常に親切でした。試合前の練習の時はピッチサイドまで行っても良いよと言ってくれました。(ちなみに、キックオフの時は戻れよとも。)選手を間近に見るには絶好のポイントです。もちろん写真も可です。2試合目の観戦の時は、「日本のフレンドまた来たか。残念だけど今日もキューウェルは出ないね。写真を撮るなら、撮ってあげるよ。」とも言ってくれました。

<サポータ>
「人の声の壁に体が押される。」まさに、そんな感じでした。特に相手がチェルシーの時はものすごい歓声でした。もちろん「 you’ll never walk alone 」は涙もの。歌詞を覚えて歌い、そしてマフラーを掲げたいですね。選手のチャントも豊富で楽しめます。雰囲気は本当に最高でした。子供からおばさんまで、皆さんユニやグッズを纏い、非常にアットホームなスタジアムでした。(試合中に飛び交う言葉は非常にお上品じゃないものばかりでしたが...。)

<ダフ屋>
サウスサンプトン戦の時は見かけませんでしたが、チェルシー戦の時にはたくさんのダフ屋が来ていました。一応、聞くと1枚£250が最安値でした。それでも買っている人をたくさん見かけました。取り締まりが行われているためか、値段を聞くと携帯電話で他の人に連絡を取り、別のところで渡すと連れて行かれそうになり、ちょっと怖くなりました。チェルシー戦に関してはパブで話をした現地のリバプールサポも「一体どうやってチケットをとったんだ?」と悔しがっていました。

<チームグッズのショップ>
市内の中心部のショッピングセンター付近とスタジアムにありますが、キックオフ前のスタジアムショップでは混雑のため入場制限が行われますので、市内のショップで(前もって、暇なときに)買うことをお勧めします。置いてあるグッズの種類や値段に違いはありませんでした。また、スタジアムに入る際に手荷物検査が行われますので、できるだけ荷物は持っていきたくないですね。スタジアムのショップでは試合の前にあったグッズが、試合終了後に無くなっていたりしますのでご注意下さい。 (エバートンのショップもセントラル駅の出口を出たところにありました。)
リバプールのユニフォームは市内のスポーツ店ではほぼ同じ値段でしたが、マンチェスターのスポーツ店では少し安く売っていました。(敵地ですからね...。)
試合当日スタジアム近辺で、出店が出てマフラーやTシャツ、ピンバッジ、帽子類を販売しています。もちろんオフィシャル商品ではありませんが、種類やメッセージに面白いものが多く、変わったおみやげとしては非常にお勧めです。

<マッチディ・プログラム>
当日、スタジアムの至る所で売っています。おまけに前述のクラブショップ:スタジアム中及び市内中心部のどちらでも前日に売り出されていました。値段は当日も前日も£3。おみやげに考えている方はやはり他のグッズと前日に購入し、宿に置いて試合には1冊持って行くことをお勧めします。 ちなみに市内のショップで古いの(先週の分も)はあるかと聞いたら「無い」とのことでした。

<気候など>
意外に暖かでしたが、さすがに夜の試合は寒かったです。上半身は持ちこたえますが、足先などの冷えにはどうしようもできませんでした。冬場の観戦は足先カイロを念のため。雨は少し降りましたが、席上には屋根があり、最前列などでなければ雨に濡れる心配はありません。売店に温かい飲み物として、コーヒー、紅茶、ホットチョコレートを売っていました。(ホットチョコはすぐ売り切れていました。)冬場夜の観戦は帰り道も寒かったです。

<まとめ>
海外のスタジアムは危険という話を聞きますが、町中で地図を広げていると「迷ったか?」と聞いてくれる人がいるくらい安全でした。試合の日も朝からユニを来て(キャップをかぶりマフラーをして)歩いていたら、何人もの人に「スタジアムで会おうな」とか、試合後は「今日は残念だったね」と声をかけて来ました。リバプール(サポも含めて)の人は本当に親切で安心でした。むしろその後行ったミラノのサンシーロは非常に雰囲気が悪く思えました。(指定された席には座らないわ、発煙筒・爆竹はボンボン鳴るわで。)

とはいっても、酒を飲んで大声でたむろしているサポータなんかにはむやみに近づきませんし、夜中に町や盛り場をうろついたり、アウェーチームのユニフォームを着ていくことはしません。(日本でもしないでしょう。) サッカーが生活に密接に関係している人にとってスタジアムは神聖な場所。その神聖な場所で一緒にフットボールを
楽しみたい(決してバカ騒ぎしたいなんてことではなく)という気持ちがあれば、本場のフットボールをきっと満喫できるでしょう。 そしてリバプールファンの人であれば、スタジアムを目の前にして感慨し、「 you’ll never walk alone 」でジーンと熱いものがこみ上げてくるでしょう。

(さめさん・2005/1/19)

 

Greater Manchester

Manchester
『ハート』Heart (1999)
『ベルベット・ゴールドマイン』 Velvet Goldmine (1998)
『極悪人 RESURRECTION MANResurrection Man (1998)
『ガールズ・ナイト』Girls' Night (1998)
『掟/ブレイキング・ザ・コード』Breaking the Code (1996)
『司祭』Priest (1994)
『父の祈りを』In the name of father (1993)・・・Manchester Town Hall
『レッズ』Reds (1981) ・・・Zion Institute
『悪魔の墓場』Finde Semana Para Los Muertos (1974)
...aka The Living Dead at Manchester Morgue
・・・John Dalton Street
『蜜の味』 A Taste of Honey (1961)

TVシリーズ『モダン・ラブ』Queer as Folk (1999)
TV
シリーズ『外科医の恋』Reckless (1997)
TV
シリーズ『第一容疑者』Prime Suspect 5: Errors of Judgment (1996)
TV
シリーズ『政治家の妻』The Politician's Wife (1995)
TV
シリーズ『心理探偵フィッツ』Cracker (1993)
TV
シリーズ『華麗なる貴族 チャールズとセバスチャン』Brideshead Revisited (1982)

◆『シャーロック・ホームズ』、『コロネーション・ストリート』・・・グラナダTV

ちょっと映画とは違いますが、マンチェスターにあるグラナダTVは行く機会があったらぜひぜひ行ってみてください。シャーロック・ホームズのドラマのセットや、イギリスでの長寿番組『コロネーション・ストリート』のセットなどがあります。あと、ライドとかもあって、ミニチュア版ユニバーサル・スタジオみたいなところです。

(Tomokoさん・1999/6/6)

◆『モダン・ラブ』Queer as Folk (1999)

マンチェスターを訪れたのはTVドラマ「Queer as Folk」にはまってしまったからです。赤いレンガが印象的な町並みですが、ちょっと裏通りに入ると、イギリスの刑事ドラマにでてくるような危ない香りが漂っています。

(ネイサンさん・2005/5/14)new

 

Humberside

South Yorkshire

シェフィールド (Sheffield,)
『天使にさよなら』Gabriel & Me (2001)
『ナビゲーター ある鉄道員の物語』The Navigators (2001)
『ハロルド・スミスに何が起こったか?』Whatever Happened to Harold Smith? (1999)
『フル・モンティ』The Full Monty (1997)
『ドリームゴール』 When Saturday Comes (1996)
『マイ・スウィート・シェフィールド』Among Giants(1998)
The Full Monty『フル・モンティ』,  Among Giants『マイ・スウィート・シェフィールド』

4年前に初めての渡英で一ヵ月滞在しました。イギリスでは5番目くらいに大きい街です。かつては鉄と銀細工の街として栄え、現在でも銀食器などは、この街の生産のものが結構あるようです。気をつけてみてみて。

The Full Montyでも、 Among Giants(邦題「マイ・スウィート・シェフィールド」)でも下町の方が描かれていましたが、大学街でもあり、ここは日本研究の分野でも知られています。

町中を走るTramもちょっと名物です。また、街はずれには、ヨーロッパでも最大級という複合型ショッピングセンター「Meadhall」があります。

(Pocket Watchさん・4/21)

 

街はずれのショッピングセンターは  MeadowHallです。
Whatever Happened to Harold Smith?ではSheffield Universityのメインキャンパスと、ホール(Octagon Centre)も登場しています。

(hiromiさん・2005/5/18)new

 

West Yorkshire

ハワース (Haworth, Keighley, West Yorkshire)
『ジェイン・エア』Jane Eyre
『嵐が丘』Wuthering Heights
『ブロンテ姉妹』 Les Soeurs Bronte
『若草の祈り』 The Railway Children (1970)
◆「ジェイン・エア」、「嵐が丘」

もし、ブロンテ三姉妹がこの地に住んでいなかったら、ハワースがこれほど日本人観光客のあいだで人気がでることもなかったろうと思います。19世紀には工業が盛んだったハワースは、現在ではヒースの原野ムーアと緑の谷デイルに囲まれた、寂しいほどにひっそりとした、小さな小さな村です。しかし、実際にそこを訪れると、静かな中にも強さを秘めた雰囲気や、質素ながらもきちんと日々の生活を営む村人たちの逞しい温もりが、村のひとつひとつの光景からしみじみと伝わってくる感じがしました。同じイングランドの田舎の村でも、中央部のほんわかとしたコッツウォルズなどとは、一味もふた味も違うという印象を受けます。

ハワースに行く前日の晩はヨークに泊まり、朝一の汽車で向かいました。ひと気のない早朝の汽車に揺られながら、窓に朝陽が昇るのを眺めるのは最高の贅沢! 最寄りの駅はローカル線のKeighleyという駅で、そこからローカルバスでハワースへ向かいます。じつは私はその時、小さなトランクを一つ引きずっていて、散策のあいだはどこかに預ける必要があったのですが、何とKeighley駅にはコインロッカーのひとつもないことが判明。さすがローカル線の駅だなあと感心しながら途方に暮れてる私に、たまたま傍で見ていた一人の駅清掃係のおじさんが、「迷子になったの?」と声をかけてくれたのです。荷物の置き場を探しているのだと告げると、何とそのおじさん、駅の係員に交渉してくれて、荷物は、私が散策を終えて駅に戻ってくるまでの間、駅構内の事務所で預かってもらえることになったのです。しかもそのおじさん、私がバスに乗るまで見送ってくれて、最後までずっと手を振ってくれていた。ほんとに気のいいというか、やさしい人だった。着いて早々、田舎ならではの人のあたたかい心にふれ、胸の奥がじーんとする思いでした。

Keighley駅と、ハワースのメインストリートならぬ「メイン坂」下の間を往復しているバスは、一日の本数としてはかなりあるほうだと思います。運賃は90p、駅からの所要時間は約20分でした。バスはメイン坂のところまできちんと連れていってはくれますが、私はあえてその手前の「ハワース駅前」で降りて、高架橋を渡って線路をまたぎ、そこから民家の裏手の坂を上り、途中からメイン坂に合流するという、初めてのくせしてちょっと「通」っぽいことをしてしまいました。 ハワース駅は、週末と夏の観光シーズンだけ運行する、かわいい蒸気機関車のためにつくられた新しい駅で、この汽車はKeighleyからも出ているようです。私が訪れたのは平日だったので、汽車は運行されていませんでした。

メイン坂の両脇にはいくつかのお土産屋とB&Bなどが立ち並んでいます。特にヨークシャー地方のお土産を買うなら、私は個人的にこのハワースをお薦めしたいです。坂の途中のお店は、数は少ないですが、掘り出しものがあるような気がしました。アンティークのようなものから、がらくた市みたいなチープなお店まで、さまざまですが、他では見つからなかったようなデザインや、オリジナリティあふれるものが見つかるので、特にカントリー風の素朴で温かさの伝わる雑貨が好きという人にはたまらないでしょう。値段もみんな手頃でした。ハワースのメイン坂や村の様子のスケッチなどを売っている絵のお店もあります。

レストランは、坂の中腹に(名前は忘れてしまいました)セルフサービスの気軽に入れるお店が一軒あります。ここではぜひ、ヨークシャ・プディングを食べましょう!パン生地でできた器(けっこう大きい)のようなものの中に、水っぽいシチューが入っている不思議な食べ物です。厳しい冬は、きっとこれが人々の一番のご馳走なんでしょう。どうやって食べるのが正しいのか、いまだに謎ですが、とりあえず最初に器の中身を飲んでから、シチューが染みてやわらかくなったまわりのパンを、少しずつナイフで切って食べました。

ハワースの宿といえば、BLACKBULL HOTELが有名ですが、メイン坂の途中に「Heather Cottage」という、ハワースらしい名前のとてもかわいいB&Bを見つけました。値段は、シングルが£25くらいからで手頃です。何と、その宿の軒先に黒板がかかっていて、「日本人のお客様ようこそ」と日本語で書かれていたのを見たときは、おもわず赤面してしまいましたが。

坂の途中(たしか上り方向右側)に、何の変哲もない古めかしい小さな薬屋がありますが、ここは、病に冒されていたブロンテ姉妹が薬を買いに来ていたところ。必見です。

メイン坂を上りきると、突き当たりにTourist info (ここでバスの時刻表も手に入ります)の建物が見え、その奥にはもう、ブロンテ三姉妹が家族と住んでいた牧師館や教会があります。牧師館には日本語のリーフレットが用意されてました。見学者もやはり日本人が多かったですね。(湖水地方のベアトリクス・ポターの家といい、ここといい、何でだろ???)

牧師館も教会も、ハワースを訪れた以上は一見の価値があるし、またブロンテファンならば言うまでもなく必見だと思います。しかし、やはり何といってもハワースで見るべきはwildernessです。いちおうブロンテ姉妹が散歩したという「ブロンテ・ウェイ」と名のついた、片道十何キロかのハイキングコースみたいなものや、「嵐が丘」のモデルとなった(?)Top Withensという荒涼とした場所があるそうなので、時間的、体力的余裕のある方はぜひ、散策やドライブをされてみてはいかがでしょう。

ちなみに、そのどちらとも余裕のなかった私ですが、教会の裏手の木々の中をふらふらさまよっているうちに、デイルとムーアがいっしょに見れる超穴場スポット(?)を発見しました。教会の裏手から、墓地の奥に向かって歩いていくと、不思議な鉄の門があり、抜けると左手にニワトリ、山羊などがいるので、軽く挨拶。そのまま細い道を進み、最初の突き当たりを右に。両側を古い石壁で仕切られたフットパスをひたすらまっすぐ進みます(奥は牧場。羊がいっぱいいます)。やがて、広い車道に出ますが、その車道を渡ると、向こう側はもうヒースが一面に生い茂るムーア。ヒースは日本では「エリカ」という名で花屋さんで売られていますが、あれよりもっと背丈が低く、もっと小枝っぽいというか、触ると痛いくらいガサガサしています。まさに荒れ野に咲く花、という感じです。その赤茶けたヒースの原野を突っ切って丘をのぼると、ついに目の前に広大なデイルが開け、車道を隔ててメインストリートや村のほうまで一望できます。なんとも言えない感動があります。しかし、いまにも飛ばされそうなほど風が強いことは覚悟。「嵐が丘」とはよく言ったものだ、と実感しますよ。これでこそ、きびしい北ヨークシャーの自然の醍醐味という感じでした。

強風に必死に耐えながら大地に逞しく群生するヒースと、その風にたなびく雲が緑の谷に大きな影を落とすのを眺めながら、何ともいえない寂寥感と、あたたかいものが同時に胸の奥に湧き起こるのをかみ締めていました。エミリーやシャーロットが、あれほど強く烈しい人間の生きざまを描けたのも、この厳しくもやさしい風土のおかげだったかもしれない、なんて、何となく思ってしまいました。

やまとさん・5/7)

◆「ジェイン・エア」、「嵐が丘」

夏の終わりから初夏にかけてのムーアは一面がヘザーの赤紫に染まります。最初に訪れた時にはヒースとヘザーの違いが分からず、小説に書いてあるヒースはこれに違いないと、意気込んで村の人にあれはヒースでしょうと尋ねましたが、きっぱりとあれはヘザーですと答えられました。はて?でも季節も合ってるし、今ではヒースはなくなってヘザーが繁茂してるのかななどと半信半疑のまま、疑い深い私はもう一度インフォメーションに行った時にあの群生している赤紫の花はヒースじゃないのと聞くと、やはりヘザーですとの答え。でも今回はbut, it' a kind of heathとの但し書がつきました。中途半端のまま、帰国して去る大学の植物専攻の先生に伺ってみると、やはりあれはheatherですが、heathの一種類だとの事でした。なあんだ。しかも原文はやはりheatherと書いてあるそうです。じゃ何でヒースと訳したんでしょうね?どっちにしても原文で読んだ事の無い私の負けでした。ちなみにエリカと言う名で日本でも北海道などではけっこう鉢植えにしているそうなんですね。

こって牛さん・5/18

 

North Yorkshire

ヨーク
York Minster, York
『エリザベス』Elizabeth(1998)
 
York Railway Station
『ドレッサー』 The Dresser(1983)
『炎のランナー』Chariots of Fire(1981)
◆『エリザベス』 :ヨークミンスター

映画を見た後に訪れたわけではありません。白状しますと、映画を見るずいぶん昔(正確には1995年夏)、ヨークに1か月弱滞在しました。ヨーク・ミンスター大聖堂内のベンチでよくサンドウィッチを食べた記憶があります。食べ終わると、湿っぽくひんやりした寺院の中で長椅子に腰掛け、美しいステインド・グラスに見入ったり、観光客ウォッチングをしたり、ぐるぐる歩き回って造りを確かめてみたり・・・、いろいろ楽しみました。

『エリザベス』(エリザベス一世の戴冠式シーン)がヨーク・ミンスター大聖堂で撮られたと知り、滞在していた当時を懐かしく思い出しました。イギリスのいいところは、こういう古いコスチューム・プレイを撮ろうとした時に、当時のロケーション探しに困らないほど昔の建物があちこちに残っているっていう点ですね。

(トリークルさん・9/29)

◆『エリザベス』 :ヨークミンスター

19953ヶ月間Yorkに滞在しました。その3年前に1ヶ月間イギリスを旅行した時にYorkHaworthDalesMoorsがあるYorkshireが気に入ってしまい、戻ってきました。

Yorkの歴史はイギリスの歴史と言われるほど、Yorkの街にはローマ時代からの様々な歴史的遺物が残っています。その街の中心York Minsterでの初めての映画の撮影が許可されたのが"Elizabeth"Elizabeth Iの戴冠式のシーンがここで撮影されました。York Minsterは南のCaterberyと並ぶイギリス最大級のゴシック建築です。Rose WindowsFive Sistersと呼ばれるステンドグラスの美しさには感動します。私はYorkの街を囲む城壁の上を歩きながらYork Minsterを眺めるのが好きです。Yorkshireはやはり私の心の故郷です。

Eikoさん・9/29)

◆『ドレッサー(The Dresser)』 :York Railway Station

Yorkの三大産業は、「国鉄」「チョコレート」(”Nestle” ”Terry”のイギリス2大チョコレート会社の工場がある)そして「観光」です。
映画「ドレッサー」でAlbert Finneyの劇団がBradfordへの公演に向かう途中で列車を乗り換えた駅がYork Railway Station。ビクトリア朝の1877年に建てられたこの駅は、当時世界で一番大きい駅と言われていました。この駅のカーブした長いプラットフォームと、カーブした鉄の天井、その天井から差し込む太陽の光は、独特の雰囲気を作り上げています。

York滞在中、この駅のLondon King's Cross行きの列車の案内アナウンスのアクセントが好きで、よく聞きに行っていました。しかし、2年前に行った時にはもうこのアナウンスを聞くことができず、残念。

私はYork Stationが今まで見たイギリスの駅の中で一番美しい駅だと思います。
この駅の裏にあるNational Railway Museumに、今年の7月から日本の初代の新幹線が展示されること(永久保存)になりました。

Eikoさん・2001/6/17)

 
Yorkshiredales国立公園
『嵐が丘』Wuthering Heights(1992)
『ロビン・フッド』Robin Hood: Prince of Thieves (1991) など
◆『嵐が丘』

なだらかなイングランドの景色とは一味違うごつごつした荒々しい感じがして、北ヨークシャー地方の冬の厳しさを物語っているようです。中でもマラムと言う村にある「マラムコーブ」と呼ばれる石灰岩に登ると一面石灰に覆われた場所から付近が一望でき、何とも言えない雰囲気を味わえます。(「嵐が丘」でキャシーとヒースクリフが語り合う場面ですね)頂上の「石灰岩の海」のような場所は、長年の雨が岩を穿ち、時には岩がグラグラしているようなこともあります。

近辺にはハイキングコースがありますが、マラムコーブに登る岩の階段はかなりのものですから、ちょっとしたハイキングかトレッキング用の靴、そして、夏でも天候が不安定でちょっと肌寒いことも多いと思うので、ウインドブレーカのような上着があるとバッチリです!麓には宿やカフェ、そしてアウトドア用品をいろいろ扱うような店も1件ありますから、現地で調達も出来ます。

(ひつじさん・7/31

◆『ウォレスとグルミット』

正しくは舞台となった場所ではありませんが、ウォレスが大好きなウェンズリーデイル・チーズの工場へ行ってきました。

yorkshiredales National Parkの中にあり、周りは牛がうろうろしてました。工場見学やチーズ博物館もあり、ビジターセンターには大きなレストランがあってワインとチーズも楽しめます。周辺はpublic Footpathがたくさんあり、気軽にトレッキングもできてのどかでよいところでした。

(Wendyさん・9/17)

 
Hadrian's Wall, North Yorkshire
『ロビン・フッド』Robin Hood: Prince of Thieves (1991)

去年の3月と今年の3月にNewcastle大学に短期留学したました。
その昔、Hadrians Wallという壁がEnglandScotlandを分けていたのは言うまでもないのですが、そのHadrians Wallが映画の撮影場になったらしいのです。特に壁のすぐわきに生えている大きな木が。

誰かその映画のタイトルをご存知の方いらっしゃいませんか?有名な俳優が主役なんですが、僕がその人の名前をど忘れしてしまって...。ご存知のかた教えて下さい。

(かんのりさん・4/6)

◆『ロビン・フッド』

ケビン・コスナー扮するロビンが故郷へ帰るとき、ハドリアンズ・ウォールの上を歩いているシーンがありましたね。ウォールは長いのでどの地点かは定かではありませんが。

(hahannさん・2002/9/24)

 
Goathland, North Yorkshire
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』Harry Potter and the Chamber of Secrets (2002)
『ハリー・ポッターと賢者の石』 Harry Potter and the Philosopher's Stone (2001)
『キャリントン』Carrington (1995)
◆『キャリントン』

North Yorkshire Moor国立公園の中を走るNorth Yorkshire Moor Railway
PickeringからGrosmontへ行く途中にあるGoathlandの駅。ここは「キャリントン」の最初のシーンでリットンが汽車から降りる駅です。また、Goathland村はイギリスのTVドラマ「Heart Beat」の舞台にもなっています。何もない小さな村ですが、黒い顔の羊達が迎えてくれる静かでのどかなところです。8月末にはヒースの花が満開になり、紫色に包まれます。

(Eikoさん・9/24)

 
Scarborough, North Yorkshire
『リトル・ヴォイス』 Little Voice (1999)
『浮気なシナリオ』 A Chorus of Disapproval (1990)
◆『リトル・ヴォイス』、『浮気なシナリオ』

サイモン&ガーファンクルの「スカボロ・フェア」を聞いて以来、ずっと憧れ続けたScarborough.7年前に初めてイギリスを旅行した時に行きました。海岸沿いには高級ホテルの並ぶ温泉保養地です。

丘の上にある廃墟のScarborough Castleの手前のSt.Mary教会にアン・ブロンテのお墓があります。ここは、Jeremy IronsAnthony Hopkinsの「浮気なシナリオ(A Chorus of Disapproval)の舞台です。最後のシーンでScarboroughの駅のプラットホームで踊るJeremy Ironsも一見の価値があります。最近ではEwan McGregorの「Little Voice」もここで撮影されています。

(Eikoさん・9/24)

◆『リトル・ヴォイス』

ヨークに行って、ふと足の向くまま行ってみたら、心に残る思い出になりました。ヨークから小さな電車で一時間ほど。ここはヨークシャーの代表的な海岸保養地で、ブロンテ姉妹の一人が療養ののちに他界した場所でもあります。この作品はスカーボロの雰囲気をよく伝えています。海辺には猥雑なカジノや劇場が軒を連ねるが、一歩裏通りに入れば、落ちついた住宅街になります。ユアンの鳩小屋のある所は丘の上の廃城の一部ですが、もちろんそこに住むことは許されません。

(LVさん・2001/5/8)

 
WhitbyPickering Station
『抱擁』 Possession (2002)
『キャリントン』Carrington (1995)

2000年の7月、Mull島でのBen More登山のあと、へレンズバラに泊まった翌日、「リトルダンサー」のダーラムから(あのお父さん、「ギャング オブ ニューヨーク」にも出てましたね)、ナショナルトラストのプロパティを梯子して、さあどこで泊まろうかと適当に選んで行ったのがWhitbyの町でした。ところが町は観光客で溢れ返っていて、インフォメーションの女性も私たちの顔を見て「泊まるとこなんてないよ」といったうんざり顔での応対。例のバンクホリディで夏でもあり、異常に混雑していたようです。
「郊外でいいから」というと「それならOK」とコロッと愛想がよくなり、気を入れて探してくれました。紹介してくれたのはレビシャムという、絵に描いたようなヨークシャーデールの小さな小さな村のゲストハウスでした。女主人のサービスも部屋の設備も完璧、おまけに歩いていけるところに村のパブもあって、いうことなしでした。
7月なので6時ではまだまだ明るく、チェックイン後手持ち無沙汰の私たちに、その女主人が「北ヨークシャー鉄道の小さな駅があるから行ってみたら」と教えてくれ、それではと緩やかな起伏の牧場の中の道を、車でたどりました。

駅はデールの底にある本当に小さなもので、しばらくホームや駅舎を見ていたら、遠くから汽笛が。やがて旧満鉄のパシフィック7型に似た流線型の青い蒸気機関車が単体で、しかも後進で近づいてきました。明日の運行のためにピカリング駅に回送中に偶然居合わせたのでした。機関車は塗装も手入れが行き届き、ほんとうにきれいで、駅にしばらく停車していた間、デジカメを撮りまくりました。
汽車が立ち去った後、残っていた若い駅員に翌日の時刻表をもらい、宿に戻りました。もちろん翌日はピカリング-グロスモント間を往復。
残念ながら、その列車を牽引していたのは、イギリス各地でよく見かける、日本式にいえぱC何型という動輪3つの普通の蒸機でしたが、停車中は太った赤ら顔の運転士さんが運転席に招き入れてくれたりして、楽しめました。

前日の機関車について帰国後調べたら、今では稼動中の同型はあと一両だけという貴重な車輌で、私たちの見たのはサー・ナイジェル・グリスリーという有名な機関車で、その保存のためだけにトラストが結成され、北ヨークシャー鉄道に一時的に貸し出されて運行していたということがわかりました。
この鉄道自体、他のイギリスのそれ同様、今では観光を主な目的に運営されているもので、上記の二駅の間も短いものですが、乗り合わせた地元の人たちも短い汽車の旅をそれぞれの思いとともに楽しんでいる様子でした。

(E.A.Wさん・2002/7/5)

 
その他North Yorkshire
 
◆『カレンダー・ガールズ』Calendar Girls (2003)

先日曜日、「カレンダーガール」を見てきました。「ブラス」よりも、田舎の風景がたっぷりと描写されていて、良かったです。寒そうですが、あの近くの山に上ってみたくなりました(笑)

山といえば、「ウェールズの山」も最近になってやっと見ました。
私は、レジナルド・ヒルのダルジール警部シリーズのファンなのですが、こちらの本では、ヨークシャーは映画ほど、寒々とした感じがありませんでした。海辺に行ったり、「ベウラの頂き」など、暑い夏の印象が強いのです。

(ききみみずきんさん・2004/6/15)

 

Cleveland

Durham

Easington, Durham
『リトル・ダンサー』Billy Elliot (2000)
◆『リトル・ダンサー』

なんと、あの感動の映画の舞台に行ってきました!
少し前になりますが、6月の終わり頃です。わざわざダラムからタクシーで、なんの変哲もない(でも映画を見た人にとっては感激もの?)村に行って、写真まで撮ってきてしまいました。ほんとうに映画そのままでしたよ。当たり前ですけど。
タクシーの運ちゃんがスゴイなまりだったのでコミュニケーションするのがむずかしく、お互い苦労しながらなんとか連れて行ってもらいました。ビリーのお家という設定だった家(集合住宅のため、どれもおんなじに見えましたが)、ビリーがボクシングとバレエを習ったホールも「これだよ!」と教えてもらいました。そんな場所に行く観光客は日本人に限らず初めてだったようです。

(tam_fujimaruさん・2001/9/2)

 

Tyne and Wear

Northumberland

Alnwick/Holy Island
 
◆ハリー・ポッター、エリザベス

2004年の夏にHexhamのコテージに家族で滞在した折、車でAlnwick城とHoly Islandを訪ねました。丁度1日ドライブにいい距離です。あらかじめ満潮時をHPでチェックしてまずHoly Islandに行きました。橋がかかってるのかと思ったら干潮時に陸続きになるんですね。お城(Lindisfarne Castle)は20世紀初めにはどこかの富豪の夏の別荘になってたとかで、台所とか水道も引いていてかなり便利そうになってました。Priory周辺にPubやお店があって、最果てが好きな私には本当に印象深い寂れた旅情に溢れたところです。でも石垣に張り付いた小さな花が冷たい風にゆれてる忘れられたような最果ての城にもちゃあんとwall gardenはあるんですね。塀で囲まれたそこだけ、いろんな花が咲いてました。National Trustが管理してるみたいです。

Alnwick城は観光客誘致に熱心らしく、中庭にはハリー・ポッターの従僕と教師に扮した大男がいて、観光客の相手をしたり、一緒に写真に収まったり、、、。日本の観光地で見かけるようなハリーたちの写真ボードもあって顔だけ出して記念写真がとれるようになってました。お城というイメージにピッタリのラウンドタワーや中庭、地下の牢獄、広大な庭に噴水、とかなり歩き疲れました。日曜のせいか、観光客が多くて臨時駐車場に車がいっぱいでした。Holy Islandと対照的な豪華なお城で、1日に両極端の美しい城を訪れる事が出来てよかったです。

(はなこさん・2006/12/7)new

 

Lancashire

Cumbria/湖水地方

湖水地方
『キリング・ミー・ソフトリー』 Killing Me Softly (2002)
『ハロー、アゲイン』The Darkest Light (1999)
『Bモンキー』B. Monkey (1998)
『レインボウ』The Rainbow(1989)
『迷探偵シャーロックホームズ/最後の冒険』 Without a Clue (1988)
『ウィズネイルと僕』 Withnail and I (1987)
『未来世紀ブラジル』 Brazil (1985)
『フランス軍中尉の女』The French Lieutenant's Woman (1981)
『トミー』 Tommy (1975)
『悪魔の墓場』Finde Semana Para Los Muertos (1974)
...aka The Living Dead at Manchester Morgue
『マーラー』 Mahler (1974)
『ディーリアス夏の歌』 Song of Summer (1968)

「ピーターラビット」のウィンダミアに行きました。

(SAKURAさん・4/21)

すごーく良いところですよー.湖畔では牛が草を食べていて,イギリス人がアイスクリームを食べています.バカンスにはもってこいです.

し・か・し,日本人めちゃくちゃ多いです.ピーターラビットなんて聞いたら,女の子達のアドレナリンが噴出するのはわかるけれど(もちろんあたしもその一人です.やっぱり,かわいいでしょう)それにしても,多すぎ.私は大学の知り合いに偶然会ってしまいました.

私は,ウィンダミアの駅前で自転車を借りて,途中フェリーに乗りつつ,えっちらおっちらと,ピーターラビットの家まで行きました.これがねー,ものすごく遠いし,坂だらけなんです.それで,行ってみたら,まあ,かわいいんだけれど,本当に日本人ばかりで,イギリス人観光客の「なんで,日本人ばかりなの?」というつぶやきが胸に突き刺さりました.(うう,だって,ピーターラビットかわいいんだもん)従業員の人は日本語話せるし.(「ニモツハ,テニモッテクダサイ」)それに,付属のお土産やさんにあるグッズは量も種類も銀座のファミリアの方が多いという代物でした.あそこで,わざわざポンドで物を買うことはないでしょう(でも,「ここまで来たんだし,かわいいし」と買うことにする)

なんだか,悪口書いてしまいましたが,湖水地方はほーんと良いところなんですよ.是非もう一度訪れたいです. 

(じんちゃん・4/27

sマン島(Isle of Mann)

マン島 (Isle of Man)
『ミー・ウィズアウト・ユー』Me Without You (2001) DouglasMooragh Promenade
『天使にさよなら』Gabriel & Me (2001)
『禁断のエバ』Dreaming of Joseph Lees (1999)
『スナッチ』Snatch (2000)
『恋はハッケヨイ!』Secret Society (2000)
『きかんしゃトーマス魔法の線路』Thomas and the Magic Railroad (2000)
『ジョージ・ベスト/伝説のドリブラー』Best (2000)
『監禁』Paranoid (2000)
『エブリバディ・ラブズ・サンシャイン』Everybody Loves Sunshine (1999)
『コーンウォールの森へ』All the Little Animals (1998)
『ウェイクアップ!ネッド』 Waking Ned Divine (1998)
『友情の翼』 The Brylcreem Boys (1997) Jurby AirfieldCastletownの郵便局など
◆『ウェイクアップ!ネッド』

実は、マンクスキャットを見たくてマン島に行ったのですが、その直前に試写でこの映画を見て、風景が気に入っていました。村のロケは民族村を使用。ラストシーンもこの島のはじっこで。さらに、ネッドという登場人物の住んでいる家や海岸もとにかくほとんどこの島で撮影。ポイントになる老人の家には、宿泊したB&Bのご主人の娘さんのフランス語の先生が現在住んでいるということで連れていってもらいました。

本来この映画はアイルランドのお話ですが、マン島にはアイルランド風の風景があちこちにあるので全然違和感がありません。小さな島ですが、古いお城や遺跡、蒸気機関車なども走っていて楽しめます。ちなみにマン島では結構映画が撮られていてデヴィッド・ボウイの出ていた『エブリボディ・ラブス・サンシャイン』も撮影されたみたいです。

pokichiさん・1999/8/7

マン島で撮影された映画にはガブリエル・バーンの出た『友情の翼』、デヴィッド・ボウイの出ていた『エブリバディ・ラブズ・サンシャイン』『ウェイクアップ・ネッド』などがあります。未公開のものでも『シンデレラ』『鏡の国のアリス』『トムは真夜中の庭で』など。この、ロケ地を巡る現地ツアーがあります。
motionent@manx.net に問い合わせると詳しく教えてもらえます。

pokichiさん・2000/5/17

◆『コーンウォールの森へ』

原題はALL THE LITTLE ANIMALSです。これは、若干知的障害を持った青年が、意地悪な継父のひどいしうちから逃げ、ロンドンからコーンウォールへと旅し、暗い過去をもつ世捨て人と奇妙な暮らしをするという話。

逃げる道すがら通るのが、グラストンベリー、コーンウォール地方なのですが、なぜかクレジットに、マン島の名が。手持ちのマン島ムービーマップでチェックしたところColby Glen, Bradda Glenとありました。旅行したとき、バスで通りすぎたのですが、緑の丘が見えたなーというくらいの記憶しかないんですが。コーンウォールも、旅行中バスで見えた海岸線がすごくきれいでしたが、この映画でもそういった海の見える風景がとても印象的です。

主演はクリスチャン・ベールとジョン・ハートです。8月に新宿のシネマカリテで公開されるようですが、98年の作品のようです。

(pokichiさん・2000/6/28)

*コーンウォールの項にも同コメントを掲載させていただきました

Waking Ned Devine

なだらかな緑の丘に広がる美しい大地、その上に散らばる小さな宝石のような村。突然牙を剥くように落ちる白い断崖、その下に永久に広がる蒼い海。映画「ウェイクアップ・ネッド(Waking Ned Devine)」を観たその時から、絶対ここへ行きたい、と思っていました。

この夏休み、それがついに実現。マン島へ行って、映画のロケ地をまわるツアーをしてきました。映画の中で印象的だったシーン・・・住民がわずか52人という小さな村タリーモアのモデルCregneash、神父とモーリス少年が語り合っていると海面からかわいらしいあざらしが顔を出す海辺(Sound)、ネッドのお葬式が行われた(調査員をだますために友人マイケルのお葬式になるのだが)教会(Cregneash)、ネッドの家(Nialbyl)、映画の最後、ネッドに乾杯するシーンに使われた丘(Sound)、などに連れて行ってもらえ、とても感激しました。もちろん、いじわるなおばあさん、リジーが運命を共にした「緑色」の電話ボックスもCregneashに置いてあります。この電話ボックスはアイルランドの電話ボックスに見せるため、あえて緑色に塗られたとか。また、このほかの映画の撮影ポイントやマン島の見どころも合わせて島をほぼ一周しました!

このツアーをしてくださったのは、実際にマン島で撮影が行われる時、ドライバーまたはエキストラとしてクルーに加わっている方です。ツアーはCasletown(ここの駅でこの秋公開される映画版機関車トーマスが撮影されたようです)からスタートし、Port St Mary,Cregneash,Sound,Port Erin(ここにはF1のマンセル邸あり、入り口にはしっかりと防犯カメラがありました),Nialbyl,Glen Maye,Peel,Kirk Michael,Mt.Snaefell(島で一番高い山),Ramsey,Laxey,Douglasでゴールです。とくにCasletownからPort St Mary,Cregneashにむかう途中の道ではとてもすてきな風景が続きます。ぜひぜひ行ってみてください。

尚、ロケ地ツアーの問い合わせ先メールアドレスは変更されました。(8月27日)
motionent@manx.net

(Naomiさん・2000/8/27)